【片づけ・制服化・運動】心理学を学ぶわたしが効果を感じる「主婦の定説」
チャイルドコーチングアドバイザーで、サンキュ!STYLEライターの山名美穂です。
片づけ・衣類・健康など主婦に身近なトピックで、繰り返し目にする「〇〇するといい」という「定説」ってありますよね。
今回は「脳と心の取り扱い説明書」と呼ばれる心理学NLPを学ぶわたしが、コレは心理的にも効果あり!と感じる項目3つをお伝えします。
不要なものを持たずに片づいた部屋に暮らす
ひとつめは、不要なものは持たず、片づいた部屋に暮らすこと。
整理整頓や片づけと心理学を組み合わせているプロの方も増えましたね。そんなこともあって、部屋とこころの関係については、みなさんご存じかと思います。
人の心理を扱うカウンセリングやコーチングの世界でも、「考えがまとまらない人の家・部屋には物が多い」とよく言われます。
「物が多い=情報が多い」です。床置きされたカバンを見れば「片づけなくちゃ」、溜まったレシートを見れば「捨てなくちゃ」と、脳はひとつひとつ反応して判断しようとします。
頭の中は情報の飽和状態。忙しすぎて、大切なことを見極める余裕もありません。
部屋を片づけることは、こころという自分の住処を大切にすることでもあります。
「捨てる・片づける」を、単なる作業や行為だとは思わないでください。自分自身がよりよい心理状態になる、そのことで家族など周囲にもいい影響を及ぼす。そんな大きな目的があることを胸に留めておきましょう。
服の制服化
ふたつめが、少ない衣類をパターン化して着る「服の制服化」。
わたしが感じる大きなメリットは
・もの(衣類)が減る
・着る服を選ぶのに、時間がかからない
・人に覚えてもらいやすくなる
です。
もの(衣類)が減るメリットは、上に書いた「不要なものを持たず、片づいた部屋に暮らす」に共通しますね。
脳は「問い」に対し、毎秒A4の用紙30ページ分もの情報を検索して答えを出そうとする、とされます。「なにを着よう?」「どれを持とう?」と思うたびに、ものすごい脳を使っているわけです。使いすぎれば脳は疲れます。
判断すべき項目が減れば、その分思考やこころにゆとりができること、言わずもがなですね。
それから「〇〇を着ている人」と、人に覚えてもらいやすくなります。実際に見た目の印象、視覚情報の影響は大きいです。
ご自身の仕事や活動に同業・競合が多い方には、衣類の制服化による他との差別化を、特におススメします。奇をてらう必要はありません。「スティーブ・ジョブズの主婦版」くらい、シンプルな服で大丈夫。
運動・体を動かすこと
うつむいたまま大喜びしたり、上を向いて落ち込んだりするのは難しいですよね。体とこころは、密接に関わっています。
そう、みっつめは「運動・体を動かすこと」です。
やる気が出ない・落ち込んでいる・興奮している……、自分のこころのコントロールが難しいときこそ、考えるより先に体を動かしてしまいましょう。気持ちの変化は、後からついてくるので安心してください。
また、運動をする自分は健康的であるというセルフイメージは、ポジティブな言動に繋がります。
毎日のストレッチも、もちろんいいです。そして知らない駅で降りてみるとか、普段使わない道を通るとかもオススメ。いつもと違う行動は、好奇心を刺激して冒険心を育て、前向きな気持ちを作りますよ。
NLP関連ではありませんが、上の書籍の「アーティスト・デート」「ソロ・ウォーキング」の項目なんかが、参考になるんじゃないかなと思います。
脳の仕組みを知り、毎日の行動や持ち物とこころの関係に、今一度目を向けてもらえたらと思います。
そしてそれは、あなた自身がより楽に・楽しく暮らすためなのです。すぐにできること、少しずつできる工夫、いくつ思いつくでしょうか。
*NLP(神経言語プログラミング)は、「脳と心の取扱説明書」と呼ばれる実践的心理学。セラピー分野から生まれ、カウンセリングやコーチング等でも広く活用されている。
■この記事を書いたのは…山名美穂
チャイルドコーチングアドバイザー、全米/日本NLP協会認定マスタープラクティショナー、LABプロファイルプラクティショナー
コーチングや心理学NLPの考えをベースに、子育てや女性のマインドの記事を中心に書いています。
*NLP=神経言語プログラミング。脳とこころの取り扱い説明書とも言われる、実践的心理学です。