1週間で効果あり!育児の悩み「その後どうなった?」

2021/02/19
  • 子育て・マインド分野を得意とするWEBライター。チャイルドコーチングアドバイザー、ライフコーチもっと見る>>

チャイルドコーチングアドバイザーで、サンキュ!STYLEライターの山名美穂です。
コーチングスキルを用いた、子育てのお話を書いています。

今回は、以前いただいたお悩みの「その後」について。コーチングスキルを使った育児で、お悩みはどう変わったのでしょう?嬉しい後日談がうかがえました。早速シェアします。

「子どもが隠れてお菓子を食べる」ことにお悩みでした

お悩みは、小2の娘さんが、おやつの時間以外にお菓子を出して食べてしまうことでした。お母さんが冷静に声をかけても、叱ってもなかなか改善しない。

声を荒げることは本意ではなし、子どもの話をよく聴く母親でいたいのに……と、頭を悩ませるお母さん。

提案したのは「ルールの見直し」と「声かけの仕方」

わたしがご提案したのはふたつ。

ひとつめは「おやつのルールを娘さんと一緒に見直す」。おやつの時間や量について、娘さんをの意見を聞く機会を設けることです。

ふたつめは、声かけは「"I(アイ)"メッセージで伝える」です。娘さんに伝えたいことは、お母さん、「わたし」を主語にしたことばで言ってくださいとお願いしました。

効果は1週間で出始め、隠れて食べることがかなり減った

実際に、どのように接し方を変えたのか、詳しく聞くことができました。

まずは、お母さんがおやつを用意するのをやめ、娘さんにおかしを選んでもらうようにしたそうです。

「(隠れて食べなくても、食べたいって)言えばいいでしょう?」といった声かけは、「お母さんも一緒に食べたかったな」のような言い方に変えてくれました。

その2点だけで、お菓子をこっそり食べる頻度がかなり低くなったとのこと。効果を感じるのに要したのはたった1週間。不思議とおやつの量も減ったそうです。

お母さん自身が「楽になった」

お母さんご自身が「自分も楽になった」と言ってくださいました。

お菓子選びを子どもに任せたら、お母さんが「おやつを用意する手間がなくなった」。名もなき家事からひとつ、解放されのですね。

それから、お菓子の量が減ったことで、以前よりしっかりと夕食を食べてくれるようになった、と。おやつが夕食に響かなくなり、イライラが軽減したそう。

「本当は『お菓子に悩んでいた』のではなく、『夕食をきちんと食べて欲しかった』のだ」と、大きな気づきもあったようです。

今は、まれに隠れて食べているところを見つけても、「自分が用意していたものと、子どもが食べたかったものが相違していたのかも?」「今日はおやつの量が少なかったのかな?」と、多面的に考えるようにもなったと言っていただきました。

子どもの力を信じてくれたお母さんに、感謝

おやつ関する親子の話し合いをご提案しましたが、娘さんに任せるだけでよかったんですね。お子さんを一番身近で見ているお母さんだからこそ、できたことだと思います。

ルールを親だけで決めない、声のかけ方を変える……そのふたつで大きな効果が見られた、貴重な体験談でした。

チャイルドコーチングアドバザーとして、娘さんとご自身の力を信じて行動してくださったお母さんに感謝です。これからも応援しています!

▽▽お悩み記事▽▽

*記事の内容は、相談者の了承を得て掲載しています。
*この記事は体験談です。ご提案やアドバイスは、効果を保障するものではありません。

■この記事を書いたのは……山名美穂
チャイルドコーチングアドバザー(R)。パーソナルコーチとして、主に子育て中のお母さんのコーチングも行っています。マルチジャンルで執筆中。文章大好き主婦。

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