家族の協力必要なし!「妻だけ」でできる家計見直し
サンキュ!STYLEライターの山名美穂です。
節約や家計の見直しには、家族の協力が必要不可欠。
でも、夫や子供はなかなか思うようには動いてくれません。
今回は「妻だけ」でできちゃう節約方法をチェックします。
家計にはナゾの「妻費」が潜んでいる?
毎月の支出に「妻だけのために使われているお金」=「妻費」が潜んでいること、実は少なくありません。
まずは、月の家計から「妻費」を洗い出してみましょう。
見つけやすいのは交際費の中の「ランチ代」「カフェ代」や食費の中の「ご褒美系スイーツ代」。
その他、化粧品・インテリア雑貨・洋服類など。
「子供費」の中に「なくてもいいけど、かわいいからつい買っちゃった」子供服なども、ありませんか?
それらの金額を合算して、「え?こんなに?」と思った人は要注意です。
ひとつひとつは少額でも、合計すると結構な額になることも……。
そして「毎月その金額を自腹で払えるか」考えてみてください。
「『妻費』がなくなれば一家の貯金がどれだけ増えるか?」ではなく、「自分のお金から気持ちよく払えるか?」と考えるのがポイントです。
主婦にも「お小遣い制度」を導入
「妻費」がかかりすぎだとわかっても、闇雲に節約しようとすると失敗しがちです。
そこでおすすめなのが「妻のお小遣い制度」。
自分が自由に使っていい月額を設定する、それだけです。
妻のお小遣いがいくらなのか、そこから払う項目はなにかは、各家庭によって違います。
家庭の収入や必要なもののバランスをみて決めてください。
トラブル回避のため、少なくともお小遣いの金額と大まかな用途は、パートナーと共通で認識しておきましょう。
一例として、現在の筆者は自分の「お小遣い」から
・妻の交際費(ランチ代・カフェ代・お土産代など)
・お酒代
・化粧品代
・被服費
・娯楽費
・一部保険
などを払うことにしています。
正直言って毎月気が抜けません!
上限がはっきりしているので、優先順位をつけてお金を使うようになりました。
お友達とのたまのランチやカフェ代は、ケチりたくない。
おのずと他の物は「本当に必要か」考えてから買うようになり、ブランドやネームバリューへのこだわりは弱くなり、買い方・買う場所も変わりました。
図書館の利用頻度が増え、書籍代が減少。
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管理方法はシンプル、ただし注意点も
「お小遣い」は固定費・食費などの家庭の月予算よりずっと少額です。
そのため非常に管理もしやすい。
用途を自分だけで決められるので「家族が協力してくれない」といったイライラも発生しません。
やり方は、基本的には専用のお財布などに現金を入れるだけでOK。
面倒であればお小遣い帳をつけなくてもいいです。
着々と財布のお金が減っていく現実を見るだけで、結構な危機感が生まれますよ。
ただしカードやバーコード・QRコード決済、電子マネーを併用する場合は注意が必要です。
手元の現金やお小遣い帳から金額を引くのを忘れないようにしましょう。
それさえできれば、現金主義よりポイント付与や還元があるキャッシュレスがお得!
残ったお小遣いは少額でも、自分のために「貯金」して。
「翌月のお小遣いに加算」は、ムダ遣いの元です!
チリツモの精神でいきましょう!
できたら「ボーナス月」を設定して
毎月のお小遣いでだけでは買えないものもでてきます。
例えば、数年は着る冬物のアウターなど。
また、やりくりで頑張ってばかりで疲れるのは、お小遣いだって一緒です。
可能であれば年に1度は「ボーナス」月を設定して、欲しいものをどん!と買いたい。
パートナーや家族と相談してタイミングや金額を取り決めるのが理想ですが、その年にもらったギフトカード類や獲得したポイントを一部でも取っておいて、自分のためだけに使ってもいいと思います。
「ボーナスまで待とう」と思えれば、「欲しいけど買えない」フラストレーションもかなり減りますよ。
節約も貯金も、まずは「自分のお金」から
いきなり家計全体の改革に取り掛かるのは、節約初心者にはハードルが高い!
自分が思い立ったタイミングで家族に節約を強いるのも、家庭不和や失敗の原因になりかねません。
まずは「自分だけに使うお金」をマネジメントできるよう、「妻のお小遣い制」にトライしてはどうでしょうか?
■この記事を書いたのは…山名美穂
サンキュ!STYLEライター。主婦の身近なトピックをマルチジャンルで執筆中。ウェブ記事執筆・掲載実績多数あり。ブログも小説も書きます。文章大好き主婦。