節約・時短に逆効果?「作り置き」をやめるべきはこんな人
サンキュ!STYLEライターの山名美穂です。
食費の節約や時短に人気の「常備菜」や「作り置き」ですが、実はお金や時間をムダにする「向いていない人」がいるんです。
こんな現象が起こる人は要注意!
「あればあるだけ食べてしまう」人
作り置きしたはずのものを、一両日中に食べきってしまう人や家庭。
食べ盛りの子ども、よく食べる夫がいる場合が多いです。
おいしく作るほど家族から聞かれる「おかわり」「もうないの?」という声。
そんなこと言われたらうれしくて出しちゃいますよね。
妻は「作り置き」しているつもりでも、家族は「残るくらいなら残部食べる」スタンスであるケースもあります。
結局、いったん保存容器に入れる手間と時間と洗い物が増えるだけ。
容器を洗う水道代もかかるし、筆者のように油汚れを気にしてラップを敷くと、ラップの無駄遣いにもなります。
食に対して好奇心旺盛な人
いろいろな味の食事を楽しみたいタイプの人も「作り置き」にあまり向きません。
数日間同じ味・同じメニューが続くと飽きてしまう、リメイク料理のグラタンやカレーといった定番を少しつまらなく感じてしまう方、いませんか?
ほかの物が食べたくなって新たに買ったり作ったりして、残った「作り置き」を消費しきれないまま終わる危険性があります。
また、新しいレシピや味付けにどんどんチャレンジする分、「作ったけど口に合わない」も発生しやすい。
数日保存がきくとしても、おいしいと感じられないものを日をまたいで食べるのは、喜ばしくないですよね。
多彩な家庭料理を楽しむことに重きを置いている人は、作り置きで食品ロスを引き起こす可能性が高めです。
冷凍の肉類をよく購入する人
業務スーパーや生協などで冷凍状態の肉・魚類をよく買う人も注意。
あらかじめ味付けをして冷凍する半調理ができないからです。
冷凍のお肉があるのに、半調理をするために新たに精肉や鮮魚を買うのは、なんだかおかしいですよね。
冷凍肉のパッケージには「解凍後の再冷凍はしないように」と記載があるものも少なくありません。
半解凍させ、味付けして再冷凍もできるかもしれませんが、品質や味の低下、保存が家庭用冷凍庫であることを考えると、筆者はお勧めしません。
節約・時短は「作り置き」だけじゃない!
自分が「作り置きに向かない」タイプだとわかったら、どうすればいいでしょうか?
食費節減・家事の時間短縮のためにできるのは、作り置きだけではありません。
時間をかけずに作れるメニューのバリエーションを増やす、市販の調味料を安い時に買っておく……。
最初は割り切って、業務スーパーや生協などで手に入るお手頃な「温めるだけ」「焼くだけ」の食品に頼ってもいいでしょう。
サバ缶などの缶詰を活用するのもいいですね。
大丈夫!スキルは後からついてくる!
わたしもそうなんです……
実は筆者も「作り置きに向かない」主婦。
この記事を書くにあたり、作り置きにチャレンジしましたが見事に挫折しました。
上の写真、
・鮭のみりん漬け
・豚肉と玉ねぎのマヨみそ炒め
・茹でほうれん草
・(写真にはありませんが)炒り豆腐
を作り置きしたつもりが……
見事に「すべてその夜の食卓」に並ぶんでしまったり……。
*茹でほうれん草はごま和えになりました。
炒り豆腐を卵焼きにリメイクしても、あまり変化のない味を退屈に感じたり……。
「作り置き」より、「冷蔵庫にあるものでおかずを作る」「食材を使い切ってロスを出さない」「不要な買い物は控える」ほうが、食費を抑えられるタイプのようです。
野菜室の底が見えても、「冷凍野菜もあるし、あと数日はいけるかな?」と、ちょっとしたゲーム感覚で節約を楽しんでいます。
常備菜を作ること自体に疲れを感じたり、食べきれずに終わることが多い方は、作り置き以外の方法で食費を減らすことを考えましょう。
きっと自分に合った方法が見つかるはず!
■この記事を書いたのは…山名美穂
サンキュ!STYLEライター。主婦の身近なトピックをマルチジャンルで執筆中。ウェブ記事執筆・掲載実績多数あり。ブログも小説も書きます。文章大好き主婦。