【旬食材】みかんをもっと甘くしたい!ひと手間でもっと甘くなる♪みかんを甘くする手法
食育インストラクターで料理家の菅智香です。
寒い季節に旬を迎える「みかん」。この記事では、せっかくなら甘いみかんを食べたい!という人にぜひためしていただきたい、簡単にみかんを甘くする方法ご紹介します。むずかしい手筈はないので、ぜひチェックしてくださいね。
みかんはもむだけで甘くなる!
みかんは皮の外からもむと、刺激により酸っぱい成分であるクエン酸が多く使われて、甘さを感じられるようになります。皮の上から50回ほどもんで1日置いてからいただきましょう。元の状態よりも甘さを感じられるみかんになりますよ。
今すぐ甘くしたいなら加熱しよう!
1日置かず、今すぐみかんを甘くしたい!というときは温めるのがおすすめです。みかんは温めると酵素の力ですっぱい成分のクエン酸が分解され、甘さが増したように感じられますよ。
皮にコゲ目が付く程度まで魚焼きグリルやトースターで加熱しましょう。面倒な場合はレンジ加熱でもOKです。30秒~1分程度加熱するだけでも効果が期待できますよ。
さらに手軽にみかんを甘くしたい場合は、保存するときにみかんを食品用ポリ袋に入れて日のあたる場所に置いてじんわりと温める、という方法もおすすめです。少ない手間で手軽に酸っぱい成分のクエン酸を減らし、甘さを感じられるみかんになりますよ。
みかんをコンポート風にして保存する
みかんをはちみつとともに加熱すれば甘味を感じられ、さらに甘い状態で5日程度冷蔵保存が可能です。コンポートは本来は鍋で加熱しますが、この記事ではレンジ加熱で作れる簡単な方法をご紹介します。そのままはもちろん、ヨーグルトにのせたり、クラッカーを合わせたり、アレンジできるのもうれしいポイントです。
材料
みかん 1個
白ワイン 50ml
水 大さじ1
はちみつ 大さじ2
シナモンパウダー 適量
作り方
(1)みかんの皮を剥き、筋を取り、小房に分ける。
(2)耐熱容器に白ワイン、水を入れて電子レンジ600Wで1分加熱する。
(3)はちみつを入れてよく混ぜる。
(4)みかんを入れて電子レンジ200Wで2分加熱する。
(5)みかんを上下に返し、電子レンジ200Wで2分加熱し、シナモンパウダーを加える。そのまま粗熱を取り、冷蔵庫で冷やして完成。
寒い季節が旬の「みかん」、甘い状態で食べるための手法をぜひ試してみてくださいね。
◆記事を書いたのは・・・菅智香(かんともか)
育児料理アドバイザー、食育インストラクター、受験フードアドバイザー。子どもに食べさせたい料理、子どもと作りたい料理のレシピ開発・提案、食品メーカーのレシピ開発等行っています。