年100冊以上本を読む私が厳選!夏休みに親子で読みたい!国際理解に役立つ本3選
こんにちは。
年間100冊以上の本を読む読書マニアのサンキュ!STYLEライターあやをです。
なかなかお出かけができない今年の夏休み。親子で読書はいかがですか?今回は「国際理解に役立つ本」をご紹介します。
国際理解に役立つ本3選
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー / ブレイディ みかこ
アイルランド人の父と日本人の母を持ち、イギリスに住む「ぼく」の姿が、母親目線で描かれています。
人種、ジェンダー、貧富などがごちゃまぜの中学校に通う「ぼく」たちが、大人が考えるよりずっとシンプルにそれらと向き合い、乗り越えていく姿が印象的でした。また、一時帰国した際に日本人男性から心ない言葉をかけられたエピソードでは、差別や偏見はすぐそこにあるんだということに気付かされました。
「ぼく」の一言一言にはっとさせられ、母のブレイディみかこさんと一緒にうーんと考えさせられます。ぜひ親子で読んで、話し合ってみて欲しい一冊です。
世界のニュースを日本人は何も知らない / 谷本 真由美
報道/常識/教養/思考/日本の評価など、世界各国の印象がガラッと変わる!新聞・TVではわからない世界の真実に迫る。
元国連職員である著者が、世界で扱われているニュースを紹介している一冊。
普段当たり前のように日本のニュースだけを見て生活していたので、日本と世界では扱われているニュースが全然違うということに驚きました。世界から日本への評価や、私たちが知らない世界の常識など、勉強になる内容が盛りだくさん。
世界のニュースに目を向けるきっかけになる本です。「世界のニュースを日本人は何も知らない2 」も発売されているので、こちらも合わせてチェックしてみてください。
紛争地の看護師 / 白川 優子
イラク、シリア、パレスチナに、8年間で17回派遣。「国境なき医師団」看護師が綴る、生と死の極限。
この本では、著者が派遣先の病院で体験したことが、臨場感あふれる筆致で描かれています。誰よりも現地の生と死を目の前で見ているからこそ書ける「そこで起こっていること」。紛争地の悲惨な描写では、文章を読んでいるだけなのに目を覆いたくなりました。
過酷な環境且つ極度な緊張状態での医療活動。帰国後にフラッシュバックやめまいに苦しめられてもなお、使命感を持って繰り返し紛争地へ向かう著者の姿に、心が震えます。
筆者も、これを読んで自分にできることは何かを考えさせられました。1人でも多くの人に読んで欲しい1冊です。
夏休みは親子で読書を!
今回は、国際理解に役立つ本をご紹介しました。今年の夏休みは、ぜひ親子で本を読んで、世界のことについてお子さんと一緒に考えてみてください。
◆記事を書いたのは・・・あやを
インテリアも節約も収納も料理もそこそこな肩書き迷子。強いて言うなら暮らしにまつわるあれこれを幅広く執筆する「暮らし」のオールラウンダー。お金好きが高じてFP2級を取得。暇さえあれば本を読んでいる読書家。Instagramでも定期的に読んだ本を紹介しています。
大人の凝り固まった常識を、子どもたちは軽く飛び越えていく。世界の縮図のような「元・底辺中学校」での日常を描く、落涙必至のノンフィクション。