【家事効率アップ】今こそ料理の段取り力を鍛える!

2021/05/19
  • 頑張りすぎないおうちごはんをモットーに「これなら作ってみようかな」と思って頂ける料理をご紹介します。もっと見る>>

こんにちは、サンキュ!styleライターの野口ゆかです。
ふだんの普通のごはん作りが得意です。
コロナでおうちご飯が主流の今、忙しいけれど料理が得意ではないけれどもっとラクにご飯作りが出来たら嬉しいですよね。
私は、自宅でできる小さな料理教室を主宰していたのですが、コロナの影響もあって今は週に4~5日ほどフランス料理店で働いています。
3人の子育て中で働くママとしていかに効率よくおうちご飯を作るかは永遠の課題です。
そんな私が料理の段取りアップのために習慣にしていることを2つほどご紹介したいと思います。

習慣その① 「~している間に」できることを考える!

私の考える料理の段取り力とは、一食を作る際に調理工程を把握した上で最も効率よく作業できる力だと思っています。
これが身につけばもっと時短にもっとラクにご飯作りのストレスを軽減できるようになると思うのです。
そのためには調理を始める前に料理の全工程を頭の中で一度シミュレーションすることが大事!
今やレシピを動画で見ながらストップ、再生、巻きもどし・・・、暗記することが必要なく調理を進めていける時代ではあります。しかしそれでも一度、1食分に使う食材を目の前に調理の全工程を頭の中でシミュレーションを行う。
そこで私は、「~している間に」できることを考えるようにしています。
料理をしている最中には「~している間に」の隙間時間が必ずあります。
例えば、煮ている間に、蒸している間に、レンジで加熱している間に、などなど。
段取り力をアップするためには、いかにこの時間をうまく使えるかどうかが大きなポイントだと思っています。

習慣その② ふだんご飯は2品で献立る!

段取り力をアップさせたいけど、何から始めたらいいのか迷っている方は、ふだんのごはん作りを2品献立から始めてみてはいかがでしょうか。
私は仕事から帰り、晩御飯を作る際にはまず炊飯器をセットします。
そして、早炊き機能で30分で炊けるのでその間に作れるものを作るというのがだいたいのパターンです。
だからふだんのご飯は、
●主菜+副菜
●主菜+汁物
の2品で献立ることが習慣になっています。
2品だとシミュレーションがしやすい、「~している間に」できることが把握しやすいというメリットがあります。
一品作っている間に作れるもう一品を作れるようになると、ぐんとラクになるのです。

ある日の2品献立シミュレーション付き

主菜:鮭と野菜の蒸し物
汁物:豆腐とわかめのスープ

炊飯器をセットし、調理に使う道具を出します。

鮭に塩を振り臭みをとります。
【臭みをとっている間に】出来ること。
野菜を切ってフライパンへ入れます。

切った順に直接フライパンへ次々と入れていきます。

このころには塩を振っておいた鮭から水気が出ているので、しっかりとふき取って野菜の上に並べます。
酒を振り、バターを散らします。
蓋をして蒸し焼きにします。
【蒸している間に】できること。
隣のコンロで汁物を作ります。

汁物の具材に火が通りやすい食材を選べば、5分ほどで出来上がります。
鮭と野菜の蒸し時間は8~9分ほどなので、残った時間でシンク周りを片付けます。
これで完成です!
炊き立てのご飯とあつあつの主菜と副菜があれば、2品でも十分おいしく満足できると思います。
栄養面での献立の組み合わせも気になるところですが、いつものふだんご飯をストレスなく続けるためには、一品作っている間に作れる一品を組み合わせること。そんな献立が相性のいい献立なんだと勝手ながらに考えています。
こんな組み合わせの献立案については、また別の機会にご紹介したいと思います。

最後に

料理の段取り力は、即座に習得できるものではないのだと思っています。
繰り返し作ることが一番大事なのだと。
コロナの影響でおうちご飯作りが主流な今だからこそ、これぞよき機会だと捉えて料理の段取り力を鍛えてみるのも一つの良き策だと思うのです。
そして、ぜひお子様も巻き込んで調理のシミュレーションをしてみてください。
お子様が自立し自炊が必要になったとき、必ずあの時やっておいて良かったねって言える日が来るのだと信じています。
私にとっても永遠の課題、「料理の段取り力を鍛える!」今こそ一緒に頑張ってみませんか。
最後まで読んでいただき有難うございました。

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