元不動産屋の私があえて選んだ【8坪3階建て】の暮らし

2021/04/06
  • 8坪の狭小住宅3階建てに住む整理収納アドバイザー。6歳&11歳ママ。無印ニトリ100均収納が得意。もっと見る>>

8坪の狭小住宅3階建てに家族4人で住む整理収納アドバイザー&ルームスタイリストのmiokoです。

広い家と狭い家。どちらか選べるとしたら、多くの人が広い家を選択すると思います。しかし、狭い家のメリットに気づいてしまってからは、その質問、私は自信をもってNOと言います。

デメリットはメリットでしかなかった!元不動産業界で働いていた私が、あえて8坪3階建ての家を選んだ理由をご紹介します。

住宅選びで大切なことは

ハウスメーカー選びから立地や間取り、設備機器や内装など。マイホーム計画は夢がいっぱい。しかし、大切なのは資金計画。あれもこれも希望を叶えると瞬く間に予算オーバー。住宅購入にかかる費用は

●住宅購入に関わる諸費用
 ・手付金(取消した場合は返ってこない)
 ・仲介手数料(かからない場合もある)
 ・頭金
 ・登記費用
 ・印紙税
 ・不動産取得税(1回のみ)
 ・固定資産税、都市計画税(毎年払う)
 ・火災保険、地震保険、家財保険など
 ・地域によってかかる費用など(ライフライン敷設など)

諸費用は物件価格の3~8%くらいかかります。(住宅の種類によって変わる)基本は現金で用意しなくてはいけません。

住宅を取得してからも毎年固定資産税などの費用、そしてマンションの場合は修繕積立金、管理費、駐車場代などの費用がかかります。(戸建ての場合も自分で積み立てしておく必要があります)

分相応な暮らし

元不動産会社で働いていた私が、あえて8坪3階建ての家を選んだ理由は、結局これらの資金面が大きくありました。住んでからもローンや税金を払い続けなくてはいけないので、それらの支払いに追われて、生活レベルを下げるのは本末転倒だと考えました。

特に都内は土地代が高く、住宅取得費用も高くなります。私たちは住宅取得後も余裕を持って暮らせる分相応な暮らしを選びました。

狭い家はメリットがいっぱいだった!

最初は収納が少ないことを不満に思ったり、もっと〇〇だったらな~と無いものばかりに目を向けていた気がします。しかし、現状は変えられません。極論、家があって雨風しのげて暖かい布団で眠れたら幸せじゃないか!と開き直りました。すると、デメリットはメリットにもなり得ることに気づいたのです。

●収納が少ない→収納スペースに合わせてものを少なくしよう!整理収納の勉強をしよう!
●家が狭い→掃除がラク!光熱費や固定資産税が安い!
●3階建て→個々のスペースが保たれる!運動になる!

こんな感じで、思考をプラスに変えることができました。

狭い家を選んでよかった

思考を変えると、次第に私の行動も変わりました。もともと整理収納が好きでしたが、「家」がきっかけで整理収納を学び、整理収納アドバイザーや他の資格まで取得。そして今はこの記事を書いています。

私がやってきたことは、一言で言ってしまうと

「ものを減らしたこと」

ものを厳選すると、今の自分に本当に必要なもの・ことが見えてきます。今は家のものほぼ全てを把握できているので、暮らしがスムーズで快適です。(さすがに個人の詳細までは把握してませんが)
ものが増えないように意識も変わったので、お金の使い方にも変化が現れました。その分、体験や経験といったことにお金を使うようになりました。現在はコロナの影響で旅行は控えていますが、今後子ども達には、収納できないほどたくさんのおもちゃより、これらの体験をたくさんさせてあげたいと思っています。

元不動産屋の私があえて選んだ8坪3階建ての家。どんな住宅事情でも、そこに住んでいる人が幸せならそれでいいのです。

◆記事を書いたのは・・・mioko
狭小住宅3階建てに住む整理収納アドバイザー&ルームスタイリスト
11歳と7歳の女の子のママ
狭いスペースですっきり暮らすコツ、オススメ収納グッズやインテリアをご紹介

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