今年の花火大会は浴衣デビュー!着つけに必要なものと簡単な浴衣選び
こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
今年こそ花火大会に行きたい、どうせなら浴衣も着てみたいという人はいませんか?
本格的な着物の着つけは大変ですが、浴衣くらいなら少し練習すれば誰でも着られるようになるものです。
着るのに必要なものや着方のポイント、簡単に着られる浴衣を紹介します。
着つけに必要な小物
浴衣本体と帯のほかにも、着つけのために必要な小物がいくつかあります。
最低でも必要なのが腰ひも2本。これがないと絶対着られないので注意です。
他にも伊達締め、着物ベルト、帯板などがあると便利できれいに着られます。
巻いて固定するのくり返し
着物の着方は、シンプルに言えば「巻いて固定する」の作業をくり返すだけ。
温泉旅館の浴衣なら簡単に着られますよね。
本格的な浴衣が温泉旅館のものと違うのは、丈の長さです。
普通に袖を通しただけでは引きずってしまうので、持ち上げて腰ひもで固定する必要が。
面倒ではありますが、高身長や低身長でも着つけを工夫すれば着られるというメリットも。
裾を持ち上げる時はくるぶしが見えるくらいに。
右側のえりが下にくるように(ふところに右手が入るように)合わせ、生地が重なった腰のところを手でおさえてすばやく腰ひもを巻きつけます。
巻いた腰ひもは蝶結びにして端をひものしたにねじ込むように。
それからわきに手を入れてトントンとだぶついた生地を下に落とし、「おはしょり」と呼ばれる部分をつくります。
右側の生地がだぶつく場合はふところに右手を入れてたるんだ生地をつまんで重ねてしまうといいです(この処理をしなくても着られるようですが)。
右のえりの端に着物ベルトをとめ、左のえりの下と背中を通して左のえりのはしにとめて固定。これでえりもとの崩れを防げます。
着物ベルトを持っていない場合や使い方がよくわからない場合は、腰ひもを上から巻いておさえるといいでしょう。
そのあと伊達締めと帯板を巻きます。
伊達締めはマジックテープタイプが楽ですが、細めの帯のようなものも。腰ひもと同じように巻いて結びます。
最後に帯を巻いて結びます。
平帯が普通ですが、兵児帯(へこおび)はより簡単。くしゃくしゃしているので最初戸惑いましたが、よれを気にしないでいいのです。
蝶結びにして帯の端を下から結び目の裏側に通し、結び目の上から残りをたらせば完成です。
誰でも簡単に着られる浴衣がある
「腰ひもを何本も巻きつけるのがわずらわしい」「着崩れるのが心配」「さっと着て出かけたい」。
そんな要望にもこたえてくれる、簡易式の浴衣も存在します。
セパレート浴衣と呼ばれるもの。
スカートのようになっている下側と短いひもつきガウンのようなものがセットになっています。
私自身は着たことがないのですが、娘にセパレートタイプを着せたことが。
七五三の時に着せた晴れ着に比べると、腰ひもなどの着つけ小物なしで着せられるので管理も楽でした。
ネットの着用画像を見ると、セパレートであるということはわかりませんね。
着つけの過程も楽しみたいというなら話は別ですが、浴衣を着て出かけたいというのがメインならこちらで充分なのではないでしょうか。
数千円で買えるものが多いので、コストパフォーマンス的にも合格。
気になったら、ネットで探してみてくださいね。
◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。