流行だけど危険も……注意したいマキシスカートの事故

2020/06/16
  • 二児の母。塾講師、学校教師の経験あり。甘いものと日本の古いものをこよなく愛しております。もっと見る>>

こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
ふわふわ、ひらひらしていて可愛いマキシスカート。
何年も前から流行していて、少しずつ形を変えながらも愛され続けていますね。
でも注意しないと事故にあいやすいアイテムでもあるのです。本当にあった事例をご紹介します。

友人の目の前で起こった悲惨な大事件

この話は、私の友人が実際に目撃した事件です。書いていいか聞いたところ「思い当たる人もいるかもしれないから」と快く了承してくれました。
友人の住むマンションの前で、自転車を夢中でこいでいた通勤途中の女性。
彼女のはいていた長いフレアスカートの裾が、自転車の後輪に巻き込まれてしまったらしいのです。
スピードを出していたのでしょうか、かなりひどくからみついていたようです。
近所で働く男性が救護にかけつけましたが、薄い生地なのでギアに食い込んで全く外せそうにありません。
乗っていた女性は、完全に自転車と一体化して身動きが取れなかったそうです。

「もうこれ、切ってもいいですか?」
「切るしかないですよね……」
そうして切断されたスカート。
「よければ私のスカートをお貸しします」ということで、友人が自宅から急いで取って来たスカートに着替えた女性。
けがはなくてよかった、と友人が言っていました。
後日、そのスカートはお礼とともに戻ってきたそうです。

エスカレーターも危険

マキシスカートが自転車の後輪にからみつく事故は、かなり多く起こっているようです。
巻き込まれるとスカートが破れたり汚れたりするだけでなく、場合によっては転倒し大けがをする可能性も。
注意したいのは自転車だけではありません。
エスカレーターも巻き込み事故が起こりやすい場所です。
私自身、若い頃にマキシスカートをはいてエスカレーター近くを歩いていたところ「巻き込みにご注意ください」と駅員さんに注意を受けた記憶があります。
巻き込まれるとスカートが脱げてしまったりけがをしてしまったりする危険性があるため、
私は思い切り裾をたくしあげて乗るか、階段を使うかしています。

スカーフ類も注意!

ずいぶん前の話ですが、ロングマフラーが流行った時に、二輪車の後輪に巻きついてしまう事故が多発したと聞きました。
夏はマフラーこそしないものの、日焼け対策にスカーフを巻く人を多く見かけるので少し気になります。
首に巻くものだから、へたをすると窒息しかねませんよね。
巻く時は、ひらひらした部分がなくなるくらいきっちり巻きつけたほうがよさそうです。
また、ガウチョパンツなどもマキシスカートと同様、からみつくことがあるので注意してください。

巻き込みを防ぐには?

同じマキシスカートでも、デニム生地など生地に厚みがありひらひらしないものは巻き込まれにくいようです。
つまり、ひらひらさせないことが巻き込み防止につながります。
できれば自転車に乗る時はタイトなボトムスをはくことをおすすめしますが、どうしてもマキシスカートを着たい時もあるはず。
できる対策を、いくつか挙げておきます。
・後輪にガードをつける
・スカートの裾を縛る
・スカートを膝上までたくしあげ、余った布地をお尻の下に挟む
・スカートをバンドなどで固定する
・立ちこぎせずゆっくり走る
ネットで検索すると巻き込み防止のグッズもいろいろ見つかりますよ。
お気に入りの服とあなた自身の体を守るため、安全に気をつけておしゃれを楽しみましょう。

◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。

計算中

関連するキーワード