コスメもSDGsで選ぶ時代!陸と海の動物を守る「○○フリー」

2021/08/09
  • 二児の母。塾講師、学校教師の経験あり。甘いものと日本の古いものをこよなく愛しております。もっと見る>>

こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
SDGsへの関心が高まりつつある昨今、おしゃれも持続可能性を考えて選びたいものですね。
化粧品にも、地球や動物に優しいものとそうでないものがあります。
注目すべき「○○フリー」について説明します。

美しさのために動物を犠牲にしない

化粧品の多くは、ウサギやハムスター、ラットなどの小動物による実験をへてつくられています。
東京農業大学に通っていた友人の話では、「大学内に実験動物用のお墓がある」そうですから、実験後死に至る動物も多いのでしょう。
現在、動物愛護の観点から開発のために動物を犠牲にしない「クルエルティフリー」の化粧品が増えています。

海の動物のためにプラスチックを使用しない

近年注目されるようになってきたプラスチック問題。
普通のプラスチックは何年たっても腐りません。
不法投棄された場合、最終的には海に流れ込んでしまいます。
魚、ウミガメ、アザラシなどの海の動物がプラスチックを誤って食べてしまうことも多いそうです。
商品を入れる容器・包装に使われることが多く、この部分で「プラスチックフリー」をいかに実現するかが課題となります。

サンゴのために日焼け止めは紫外線吸収剤不使用を

外出時にはかかせない日焼け止めも、海の動物を苦しめています。
私は小さい頃から、海に入る時にぬる日焼け止めが海を汚さないのかと少し不安に思っていました。
調べると、日焼け止めのある成分が海の動物に影響を与えることが判明。
紫外線吸収剤と呼ばれる、オクシベンゾンやオクチノキサートなどの化学物質はサンゴが死んでしまう原因となります。
サンゴもかけがえのない海の動物。
酸化亜鉛、酸化チタンといった紫外線散乱剤を使い、紫外線吸収剤を使っていない日焼け止めがベターです。

赤ちゃんや小さい子どもに使える日焼け止め、「紫外線吸収剤不使用」と書かれている日焼け止めを選ぶことをおすすめします。

2つの「フリー」を実現、紫外線吸収剤もなしのコスメ

今回、購入したのは「California Organic House」のリップバームと日焼け止めです。
「ヴィーガンリップバーム」(1,100円)の「プレーン」、つまり香りなしのものと、「無添加ノンケミカル日焼け止め」(2,800円)の「COCOA TAN」というカラー。
動物実験なし、容器は紙でプラスチック不使用です。
日焼け止めには紫外線吸収剤を使わず、酸化亜鉛やマカの根などのサンゴに優しい成分によりUVカットします。

日焼け止めは、腕にぬるとチョコレートのようなにおいがしました。
原料にカカオパウダーが含まれているからかと思います。

リップバームも腕につけてみたところ、するするとよくのびました。
ココナッツオイルなどの植物性油脂でできているので、うっかりなめてしまっても大丈夫そうです。

こちらの商品はとてもおすすめなのですが、海外を拠点としているため届くのに2週間くらいかかってしまいました。
送料が2,500円かかることもあり、頻繁に購入するのは難しそうです。
日本に店舗がある「LUSH」や「THE BODY SHOP」などもクルエルティフリーで高いサステナビリティを目指しているので、良かったら利用してみてくださいね。

※記事内の表示価格は、とくに記載のない場合、税込表示です。軽減税率の適用により価格が変動する場合もあります。

◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。

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