食費を減らして地域を応援!地元の店を活用してみよう
こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
皆さんは食費節約のために通うお店というと、どこを思い浮かべますか?
業務スーパーや全国区のスーパー、ドラッグストアなどでしょうか。
大きな店もおすすめですが、意外と身近にある個人商店も良いものですよ。
地元の店の良いところを紹介します。
案外安い店も多い
近所の八百屋は、知る人ぞ知る安売りスポット。
外国産の野菜や果物が多いのかと思いきや、そのほとんどが国産です。
安い理由はおそらく、経費を最大限削っているからでしょう。
店の場所は外からだとわからない、小さなビルのエレベーターホール兼通り抜けスペースといったような場所。
自動ドアも冷房もなく、真夏でも扇風機が2台回っているだけ。
プラスチックケースの上に置かれたダンボールに商品山積み、店内装飾もないに等しく、かろうじて絵心のある学生バイトが描いたとおぼしきペンキ絵があるのみです。
鮮度は悪くないものの形が不ぞろいの商品が多く、驚くものの文句を言う人はいません。
先日はダイコン1本、タマネギ1袋、ニンジン1袋、カボチャ2分の1、サツマイモ1袋、ニラ1束で913円でした。
スーパーの7、8割の値段で買えるのです。
大量生産されていない心地よさ
朝はパンを食べたい娘のために、地元のパン屋を利用することも多めです。
工場で大量生産された大手パン会社のパンは、あまり買いたくありません。
パッケージに列挙されている食品添加物の多さにくらくらしてしまいます。
地元のパン屋は商品がころころ変わりますし、売り切れもよくあります。
そのかわり焼きたての良い香りがし、大量生産されてない商品独特の温かみが感じられるのです。
変わったものが見つかるのも個人店の良さ。
以前、座敷ぼうきを買うため入った金物店では、狭くて暗い店内にちょうつがいやナットやネジがずらりと並び、マニア心をくすぐる構造だと思いました。
不定期で予想外のサービス
個人店の花屋もよく愛用するのですが、顔を覚えられたらしく店員さんが優しくしてくれます。
先日は数百円分花を買っただけなのに、「パイナップルいりませんか?」とパイナップル1個まるごとプレゼントしてくれました。
商店街の和菓子屋では、たまたま青く光るチョウ(アオスジアゲハ)を追いかけた息子が店内に入ってしまっただけなのに冷たい麦茶を人数分出してくれたことも。
その優しさが身にしみたので、今では少しお高めの和菓子をその店で買うと決めています。
小さく豊かに
今回紹介した買い方は、SDGsの17の目標のうち「働きがいも経済成長も」と「住みつづけられるまちづくりを」に関連したものだと思っています。
地元の店を利用することで個人商店を営む人がやりがいを持って働くことができ、街が活気づいて犯罪の抑止にもつながることでしょう。
大手の会社のみが利益を積み上げて成長し、その分け前を個人に分配するというやり方は格差を広げることにもなりかねないのです。
これからの社会は「小さく豊かに」というスローガンをかかげて成長してほしいと思っています。
少ない収益でうまくやっていくだけでなく、地域的にも狭い範囲でお金を確実に循環させていく、そんな社会になることを心から願っています。
◆記事を書いたのは・・・danngo
物心ついた時から生き物大好きだった40代主婦。美しく平和な地球と子どもの未来を守りたいと考えています。面倒くさがりのため、できるだけ手抜きしてズボラでもできるエコ活動を模索中。