頑張っても貯まらない……欠けていた2つの「ゆ」とは

2021/01/14
  • 二児の母。塾講師、学校教師の経験あり。甘いものと日本の古いものをこよなく愛しております。もっと見る>>

こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
現在、住宅ローンを完済し住居抜きで貯蓄1500万円を達成している我が家ですが、かつてはなかなか貯められませんでした。
頑張っているはずなのにあまり貯められなかった時期に足りなかったのは、「ゆ」で始まる2つのことです。

1つめの「ゆ」:【ゆとり】

「とにかく1円でも多く貯めたい」と躍起になっていた時は、ほんのわずかでもお金を使うことを惜しんでいました。
目の前にあるわずかな出費を惜しんだ結果、後で予想外の大きな出費に見舞われることに。
光熱費を節約して暖房を使わずにいたら高熱を出し、入院して高額の医療費がかかったこともあったのです。

また、自分が使いたいなと思っていることにお金を使わないでいるとストレスがたまり、用事でコンビニに出かけた時などに無意識のうちに衝動買いしてしまうことも。
今は、1か月に1万円までは服や化粧品など「自分のためだけのもの」に使ってよいことにしています。
予算をぎりぎりに設定してしまうと予想外の出費に対応できず思うように貯められないのがストレスになってしまうので、貯蓄目標額を低くしてでも余裕を持たせることが大事だと思います。

お金だけでなく、時間のゆとりも大切。
スケジュール帳が予定でぎっしりになるくらいに忙しいと、目先のことしか考えられなくなってしまいます。
先読みできないために予想外の出費が発生し、あたふたすることに。
私は何が何でも外食できないと思い、外出する日には朝早く起きて家族分のお弁当をつくっていたことがありました。
そうすると早起きするため睡眠不足で頭が回らず、持ち物を忘れて出先で買うなどして余計な出費をしてしまうこともあったのです。
現在は、コンビニで唐揚げなどを買えば良いと割り切り、お米を炊いておにぎりだけ用意するなどしています。
頭をクリアにするため、ぼんやりする時間も大切です。
お茶を飲みながら、何も考えずのんびりする時間もつくっています。

2つめの「ゆ」:【優先順位】

節約に目覚め始めた頃は、優先順位をつけることが全くできていませんでした。
仕事でも家事でも、優先順位の高いものからこなしていくのが大切ですよね。
節約も「なんでもかんでもやる」ではなく、「自分にとって優先順位の高い部分から考える」ということを意識すると良いと思います。
自分が生活するうえで「お金をかけてでも質の高さを維持したい」と思うことと、「最低限のラインを守れば、多少削っても構わない」と思うことをはっきりさせてみましょう。

そうしないと、あらゆるものを節約してしまってメリハリがつかなくなるか、削りどころがわからなくて全く節約できなくなるかのどちらかになりがち。
あらゆるものを節約したって良いように思えるかもしれませんが、そうでもありません。
照明を暗くして誰とも会わずどこにも行かず、粗末な食事で服も化粧品も買わない、という生活を続けていると、何のために生きているのかわからずむなしさを感じることでしょう。
節約のモチベーションを保つためにも、自分が大切にしているところを見極めてそこだけにはお金をかけるようにしてみてください。
私の場合は、何はさておき健康にだけは気をつかうようにしています。
睡眠を適度にとる、栄養のバランスに気を配る、趣味でストレスを発散するといったことにはお金をかけているのです。

◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。

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