子どもの進路は誰が決める?志望校選びにおける親の関わり方
2月は受験シーズン。来年、再来年または近い将来受験を迎えるお子さんのいる家庭では、進路選択や志望校選びのことが気になり始めているのではないでしょうか。
メンタルコーチの福田由季子です。この記事では、子どもの進路・志望校選びで親子の意見が合わない時にどうするのか、進路・志望校選びでの親の関わり方について考えていきたいと思います。
子どもの進路は誰が決める?
子どもの進路や志望校を決める時に、親子で意見が合わないというのは、よくある話です。自身も親と意見が合わなかった経験がある、という方も多いのではないでしょうか。
では、そもそも子どもの進路は誰がどのように決めるのが良いのでしょうか。自分の進路なのだから自分で決める方が良いのか、それとも色々経験して社会をよく理解している親が決める方が良いのか。皆さんはどう思いますか?
進路・志望校選びは、親または子どもが1人で行うのではなく、親と子どもがよく話し合い、双方が納得して同じ方向を向くというのが理想です。本人がどのような希望を持っているのか、なぜそのように考えているのかをよく話し合い、しっかりした目標を持って受験に臨みましょう。
子どもの志望校について話し合うポイント
志望校を決めるためには、具体的にどのように話し合えば良いのでしょうか。まずは次の2つのポイントについて、本人がどのように考えているのかを話し合い、整理してみましょう。
・どの学校に行きたいのか
・どうして行きたいのか
この2つのポイントは、既に多くの家庭で話し合われているでしょう。しかし、本当に自分に合った進路を決めるためにはこの2つの情報だけでは十分とは言えません。志望校ととそこを選んだ理由を整理したら、次に入ってからのことを想像してみましょう。たとえば、次のようなようなポイントについても話し合っておきましょう。
・その学校に行って何をしたいのか
・その学校に行くと自分はどのようになれるのか
入学後の自分を想像することは、受験へのモチベーションアップにもつながります。ぜひじっくり話し合ってみてください。
親子の希望が合わない場合はどうする?
親子で受験に取り組むためには、親と子どもが同じ方向を向いていることが重要とお伝えしました。では、親子の希望が合わない場合はどうすれば良いのでしょうか。
その場合は、親子でもう一度自分の考えを整理してみましょう。
・どの学校が良いと思うのか
・どうしてそう思うのか
・その学校に行くと何ができるのか
・その学校に行くとどのようになれるのか
さらに、志望校についてももう一度調べて理解したうえで、本人とよく話し合うことが大切です。解決しない時は、ぜひ塾の先生にも相談してみましょう。
◆記事を書いたのは・・・福田由季子
IT×金融の事業を行う会社を経営。2児の母。銀座コーチングスクール認定コーチ。キッズアスリートのスポーツメンタルコーチとしても活動しています。