【わたしの挑戦】妊娠・出産・家族の介護:それでも諦められなかった資格
神奈川県在住のSTYLEライターの堀江麻衣です、こんにちは。
私は2023年3月に「美しい暮らしの空間アドバイザー」という資格を取得し、現在はお片付けの仕事をしています。
この「美しい暮らしの空間アドバイザー」という資格を取ろう!と決意してから合格するまでに、7年間もかかってしまいました。
本日は、この7年間と現在・これからの【わたしの挑戦】について、書かせていただこうと思います。
ソロモン流で衝撃の出会い:片付けの伝道師・安東英子先生
私が取得した「美しい暮らしの空間アドバイザー」は、サンキュ!にも「親の家の片付け」などで出られている「安東英子先生」が理事長を務める「一般社団法人 日本美しい暮らしの空間プロデュース協会」が認定している資格です。
「安東英子先生」は、テレビや雑誌に多数出られている「片付けの伝道師」で、ご自身のYouTubeやブログでも具体的な片付け方法を発信していらっしゃいます。
これを全て無料で教えてしまっていいのかな…!?というくらい分かりやすく具体的な、実践的な片付け方法を伝えていらっしゃるので、ぜひ一度見ていただけたらと思います。
私が初めて安東先生を知ったのは、2014年に放送されたテレビ東京の「ソロモン流」で、2軒のお家の片付けを紹介する番組でした。
特に印象的だった2軒目のお宅は、旦那様を3年前に亡くされて以来悲しみにくれ、また日々の生活に追われ、お片付けやお掃除が出来なくなってしまったお家でした。
家中に物があふれたその家は、テレビ画面で見ても荒れ果てた様子で、いったいどこから手を着ければいいのか、物の山の前で途方にくれてしまうような状態でした。
それが、安東先生の愛のこもった叱咤激励を受けながら必死にお片付けに取り組むと、彩りとアイディアにあふれた、明るく暮らしやすそうなお家にみるみる変わっていったのです。
ご家族の様子も劇的に変わり、家が片付くとともに明るく快活になっていきました。
元の荒れた状態と、美しく片付いたあとのお家とでは、明らかに心と身体に与える影響が違うように感じました。
初めは、何の気なしに見始めたのですが、「今まで見たどんな片付け番組とも違う、一線を画している・・・!」と大きな衝撃を受けたのでした。
安東英子先生認定の資格「美しい暮らしの空間アドバイザー」になりたい
「ソロモン流」で衝撃を受けてから、すぐにウェブ検索で安東先生のブログにたどり着きました。
Before&Afterの実例がたくさんあり、びっくりするような変化に引き込まれて、夢中でブログを読みました。
安東先生が出されている著書も購入し、それをもとに自宅のお片付けに取り組み・・・
安東先生の「親の家の片付け」に関する本を参考に、実家の片付けにも取り組み・・・
ブログや著書を参考に、自宅や実家の片付けに取り組んでいる中、ソロモン流以降も、何回も安東先生ご出演のテレビ番組を見ました。
そのたびに、お部屋の驚きの変化と、家だけではなく依頼者の方の人生ごと良い方に変えてしまうようなお片付けに、心を奪われていきました。
「安東先生とお会いしたい、安東先生と一緒に働きたい」という思いがどんどん自分の中で膨らんで、「美しい暮らしの空間アドバイザー」の資格を取得しようと決意したのでした。
情けない7年間…でも、あきらめられない!
「美しい暮らしの空間アドバイザー」になるには、まず適性検査に合格する必要があります。
「安東流お片付け」でお家丸ごと片づけた後に、すべての部屋と収納(引き出しの中も全て)の写真を撮影して提出します。
この自宅の写真を安東先生ご本人がご覧になって、合格を出した場合のみ、次に進むことができるのです。
この適性検査を無事クリアし、「アドバイザー育成セミナー」という講座を受け、最終の実技試験、自宅以外のお家の「お家丸ごとお片付け」に進んでいきました。
実技試験のスタートまでは順調に進んでいたのですが、途中で予想していなかったことが起こりました。
それは、第2子の妊娠でした。
ずっと第2子を希望していたものの5年間授からず、諦めかけていたところの妊娠でした。
「全前置胎盤」という異常妊娠だったので安静にしなければならず、実技試験に取り掛かることができなくなりました。
その後、出産と久しぶりの赤ちゃんのお世話で日々いっぱいいっぱいだったのですが、娘が2歳になったころに、どうにか保育園に入れられることになりました。
資格取得を決意してから3年半たったころで、ようやく実技試験に取り組む時間がとれるようになる!・・・はずだったのですが、今度は身内の介護が必要になってしまいました。
実技試験に取り組みたくても、物理的に時間が取れず、進めることができませんでした。
気持ちだけが焦り、ただただ時間だけが過ぎていく日々でした。
サンキュ!に初めて家計の特集で掲載していただいたのは2016年だったのですが、そのころから取材を受けるたびに
「美しい暮らしの空間アドバイザーという資格を取りたいんです。」
とお話ししてきました。
下の写真は2020年に掲載していただいた記事ですが
上の段の左端、「5」のところに、美しい暮らしの空間アドバイザーを目指している話が載っています。
ピンクの文字の見出しに「一度あきらめた資格」とありますが、本文の「出産や育児で中断していた」というほうが正しいです。
こういう取材をいただくたびに「美しい暮らしの空間アドバイザーになりたい」と言っているのに、実現できない自分が情けなくてたまりませんでしたが、あきらめることはできませんでした。
人生が動き出した:合格してからの1年間
決意してから合格をいただくまでに7年間もかかってしまいましたが、2023年の3月に、私もとうとう「美しい暮らしの空間アドバイザー」に仲間入りすることができました。
公式ホームページに、私も掲載していただいています↓
合格をいただいてからは、人生が大きく動き出したように感じます。
憧れの安東英子先生のお片付け現場にご同行したり、YouTubeの撮影に参加したり、事務所にご訪問してお手伝いしたり、様々なお話をしたり、テレビ画面越しに追いかけていたころには考えられない、ありがたい日々です。
私自身にもお片付けのお申し込みをいただき、依頼者の方のお家にご訪問して「お家丸ごとお片付け」をしたり、美しい暮らしの空間アドバイザーとしての活動もしています。
下の写真は、実際に私がお片付けをしたお家です。
お片付け前 Before
片付け後 After
同じお部屋を、ほぼ同じ角度から撮影した写真です。
私ともう一人「美しい暮らしの空間アドバイザー」でお伺いして、「安東流お片付け」でお家丸ごとお片付けをしたお宅です。
また、お片付けについても書いていけたらと思います。
次のステージへ:これからの目標
最後に、これからの目標を。
無事資格を取得し、どうにか初めの1年間を乗り越えた今、次のステージに進みたいです。
これからは、もっと「お片付け」について発信していくのが、目標です。
サンキュ!STYLEやInstagram、自身のブログなど、どんどん更新していこうと思います。
そして、私が衝撃を受けて感動した「安東流お片付け」を、一人でも多くの方に知っていただけたら嬉しいです。
この記事を書いたのは・・・堀江麻衣
55㎡の狭小中古1戸建てをDIYしながら暮らす2児の母。「片付けの伝道師:安東英子先生」認定の美しい暮らしの空間アドバイザー。多摩美術大学で陶芸を4年間専攻。美大卒業後は、12年間学習塾で英語と国語を教えていました。