【3.11】12年の年月を経て震災経験者が思う!あの日から学んだ教訓3選

2023/03/11
  • 食育指導士。スポーツ兄妹を食でサポートするママ。食と主婦歴20年で得た家事コツを発信しています。 もっと見る>>

こんにちは。主婦歴20年、サンキュ!STYLEライターのohanaです。

東日本大震災から12年。
転勤族のわが家は当時東北地方に住んでいました。
大きな被害はありませんでしたが、余震の恐怖や物流難民で不自由な生活を余儀なくされたことは今でも覚えています。
12年経った今、当時の経験から心得ておきたいことをご紹介します。

恐怖だけを伝えない

12年が経過すると小学生以下の子どもたちは震災のことを知りませんね。
学校やテレビなどで見聞きするしか当時の状況は子どもたちには届きません。
恐ろしい映像、揺れの恐怖などを伝えることはとても大切だと思いますが、それだけを伝えるのは子どもたちにとって悪い影響を与えてしまいかねません。

わが家には小学生の娘がいますが、家族の中で唯一震災を経験していません。
3.11が近づいたりどこかで災害があったりすると震災の話をしますが、決して「怖かったよ」で終わらせないようにしています。
なぜなら「怖い」という記憶だけが残り、それ以降災害に対してストレスを感じるようになるのを避けたいからです。
「怖かったけど〇〇があったから安心した!」という表現で話すようにしています。

「寒かったあの日、近所の方にもらったお湯で即席みそ汁を飲んだらとてもおいしかった!」
「停電で街中真っ暗だったけど、空を見上げたら星がとてもきれいに見えたんだよ!」
〇〇に入る言葉は人それぞれ。
実際に災害に遭遇した時に心の拠り所を探す武器にもなるはずです。

便利な生活に慣れすぎない

当時と比べて、生活が激変していると思いませんか?
スマートフォンやオート家電などの普及が大きいですよね。
でも、震災や災害が起こるとインフラに影響が出て便利なものは何の役にも立たなくなるんです。
スマートフォンは使えても、停電していればWi-Fiやキャッシュレスは使えなくなります。
オート家電も電気がなければ動かないので使えません。

だからこそ、便利なものに100%頼りすぎない生活も必要ですね!
食器も食洗器ばかり使うのではなく、手洗いしてみたり
掃除も掃除機ばかり使うのではなく、ほうきで掃いてみたり
もしものために日常に『アナログ』を取り入れるのも備えの一つだと思います。

時代に合った備え

3.11以降、備えの意識が高まっていますね。
年に数回見直して期限を確認したり、補充したりする方も多いと思います。

その中身、本当に実用的なものばかりですか?
例えば電池。
役に立つと思って備えたけどどれにも該当しないサイズが入っていませんか。
例えばスマートフォンの充電ケーブル。
機種変更したら備えていたものが使えなくなっていませんか。
災害時に使えるものを購入したら、付属品の備蓄もアップデートするようにしましょう。

また、スマートフォンのギガ数備蓄のために契約を一つ上のプランにしています。
災害時はスマートフォンが情報取得の大事なツールになると言われていますが、
普段の生活でギガ数の上限ギリギリまで使っていて、万が一の時に必要な情報を得られなかったら意味がない!と思うから。
使い切ったらチャージすればいいのでは?と思われますが、
混乱した状況の中での操作やアクセスが集中して時間がかかることを懸念しています。
(*あくまで個人的な考えです。)


震災の記憶はどんどん風化されてしまいますが、『伝えること』『経験を活かすこと』はとても大事なことだと思います。
あまり被害がなかった私が震災のことを語るのは憚られると思い、今まであまり口に出していませんでしたが、
どんな形でも経験したことがいつか誰かのお役に立てばと思い、今回書かせてもらいました。

■この記事を書いたのは…ohana(おはな)
全国転勤族の妻。高1、小5のママ。食育指導士。
主婦歴20年の経験と多くの趣味・興味を生かしてより生活しやすい環境を探求中。

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