【献立】居酒屋から定食屋へ!食育指導士があえて食卓の大皿ドーンをやめた3つの理由

2023/09/29
  • 食育指導士。スポーツ兄妹を食でサポートするママ。食と主婦歴20年で得た家事コツを発信しています。 もっと見る>>

食育指導士で2児の母、サンキュ!STYLEライターのohanaです。

毎日のごはんづくりは面倒ですよね。調理することにパワーを注いで盛り付けは『大皿ドーン』になりませんか。私もしていた時期もありましたがわが家には合わずやめてしまいました。その理由を食育の目線を含めてご紹介します。

嫌いなものは食べない

ほとんどの人に好き嫌いがあると思います。嫌いなものは出来ることなら食べずにいたいのが本心ですね。

取り分けスタイルにした場合、自分で好きなものを好きな量食べられるので自然と嫌いなものには手が伸びません。
それが当たり前になると「嫌いなものは食べなくても良い」という意識が働くようになります。また初めて見る食材に抵抗を持ち、なかなか手が伸びないものです。
特に子どもは(アレルギーがない限り)いろんな食材や味に触れて育つのが理想とされているので、その出会いを自ら失うことにつながります。
一緒に食べる親もそれに気づかないことも多いようです。

出来ることなら一度口にして自分自身で吟味する機会を持つことをおすすめします。食べず嫌いほど損なことはありませんよ。

どれだけの量を食べのたか把握できない

つくった料理を家族がすべて完食してくれたらつくりがいもありますね。でもそれで満足しないで下さい。

その料理、誰がどれだけ食べたのかきちんと把握していますか。誰が苦手でほとんど手を付けていなかったのか、誰が体調不良で少食だったのか、細かい状況がわからないことがあると思います。あとから感想を聞いても「おいしかった」という言葉しか返ってこないはず。
そうなると、切り方や味付けといった調理の改善点を見つけられずに料理がマンネリ化したり家族の体調の変化にも気がつかないこともつながります。

使うお皿の枚数が多い

盛り付けの手間が省けても、テーブルの上で取り分けるお皿やお箸が必要です。気が付けばテーブルの上が食器で埋め尽くされている状態になりますよね。
そうすると、飲み物の入ったコップがテーブルの端に置かれて何かの拍子に落として食事中に掃除をしたり、取り分けた後にかけるソースやドレッシングの置き場がなくて使うたびに冷蔵庫へ片づけに行ったり落ち着いて食事をすることができないことがありました。
テーブルの上を整えて食事に集中できる環境をつくるのも美味しく食べるためには必要だと感じたのです。


今は各々の食べる量と好みを考慮したワンプレートスタイルにしています。
食べる前に自分で食べる量を確認してペース配分を考えながら食べているので子どもたちは給食の時間と同じように食べられて困ることはないといいます。
家族との食事に悩みをもっていたら視点を変える参考になるかもしれません。検討してみてはいかがですか。

■この記事を書いたのは…ohana(おはな)
全国転勤族の妻。高2、小6の母。食育指導士。アスリートフードマイスター3級取得。
主婦歴20年越えの経験と多くの趣味・興味を生かしてより生活しやすい環境を探求中。

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