親がこっそり受けたい!スクールカウンセリングのすすめ
今日もお疲れさまです、ライフオーガナイザー®︎ 木村みずきです。
学校の春休みまであと少し、年度末がだんだんと身近に感じる頃になりましたね。
さて、学校だけでなく幼稚園・保育園でも見かけるスクールカウンセラー。皆さんはお話しされたことがありますか?
我が家は小1娘の1年間を通して色々と感じることがありまして、勇気を出してスクールカウンセリングを受けてきました。これが大正解!
今回は初めてカウンセリングを体験した私が、ぜひ親のためにも受けてほしい!と心底感じたその理由を皆さんにもお伝えできたらと思います。
ほんとうの「聴く」
「聴く」という漢字に関しては、「耳と目と心をもってきく」「徳をもってきく」など諸説あるようですが、実際にそのように『聴いた・聴いてもらった』経験のある方は多くないように思います。
今回、私もおそらく人生で初めて『聴いてもらった』体験をしてきました。
これがなんとも言えない喜び!!そして安心感!信頼感!
聴いてもらえるだけで人間こんなに心が晴れるものなんだと実感しました。
質問を受けながら8割強私が話し、カウンセラーの先生が最後にアドバイスしてくださったのは2割にも満たない。それでも十分に実りのある時間でした。
考えてみたら、ママになると自分の話をする機会すらなかった。
いや私の場合は、一日中独り言のように何やらブツクサ言っているのだけれど、大抵は9割が子どものことであったり、残りの1割が夫を含めた家族親戚近所についてであったり、要は誰かの話ばかり。
さらに人の話なんてみんな聞いちゃいないのです。
皆さんも誰かに自分のことを話すとき、すべて話す前に何か反応されませんか?
確かに他人のアドバイスや経験談はそれなりに参考になりありがたいのですが、モヤモヤはなかなか晴れません。
そして何かをしながらの話は途中で中断されたり、話半分になってしまったり…日頃忙しく過ごしている今の私たちにはなかなか「聴く」ことは難しいのかもしれません。
そんなもんだから、目の前の人が全神経を自分に向けてひたすら親身に話を聴いてくれている!!という感覚は本当に新鮮。
それだけで尊重してもらえた、認めてもらえたという気になるのだからすごいですよね。
子どもの聴き相手は?
そのときふと思いました。
子どもはこんなふうに『聴いてもらえた!!』と感じているだろうか…?
思い返せばいつも子どもの話をききながら『何か』をしている自分。学校の先生だって一人一人の話をしっかり聴くことは難しい。なんでも「うんうん」聴いてくれるおばあちゃんが一緒に住んでいるわけでもない。
今はそれでもまだ「聞いて〜」と言ってくるけれど、これがなくなったらどうなる…?
そう考えたとき、親の仕事って子どもが自立できるように上手に声かけをしたり、『何かを働きかける』ことだと思っていたけれど、実は「聴く」だけで十分なのかもしれない。
だって、子どもが「尊重されている・認められている」と感じられて、嬉しくて、安心できて、信頼できる場をつくれるのなら、もう親として万々歳ではありませんか?
ちなみにカウンセリングの時間は1時間でした。
毎日1時間は難しい。でも1週間に1時間なら?お子さんによっては30分でも十分かもしれません。とりあえず1回でも良いじゃないですか。
その時だけは目の前の子どものことだけを見て、とことん「聴く」
とその前に、親がまず「聴いてもらえる」体験をしておくことをおすすめします。自分が「良かった!!」と心底思わなければ、子どもにやってあげたいという気にもなりませんからね。
スクールカウンセリング、良かったですよ。(そのために受けてとは大きな声では言えませんが!)親が先に満たされるって大事なことです。
次回は、親が子どもの話を「聴く」ときのちょっとしたコツをお話ししますね。
この記事を書いたのは・・・木村みずき
ライフオーガナイザー®︎(あたまとこころのやさしい整理術)
「家族の幸せはママの幸せから」自分を見失いがちなママが本来の自分らしさを取り戻し、夫婦と親子それぞれの幸せが見つかる生き方を応援します。現在、ライフコーチ・心理セラピストを目指して勉強中。