育休復帰前に夫婦で共有しておきたい『三種の神器』って?!

2020/03/24
  • ライフオーガナイザー。家事も子育ても全力で頑張るママの心がラクになる空間づくりや思考のコツを発信中。もっと見る>>


今日もお疲れさまです、ライフオーガナイザー®︎ 木村みずきです。

4月もすぐそこまで来ていますね。園や学校、お仕事と新しい環境を迎える方も多いかと思いますが、私は毎年この時期になると育休復帰前のドキドキを思い出します。

復帰前のママさん、準備はバッチリでしょうか?!

決めることは山ほどある中で、今回は私が「ここさえちゃんと夫婦で共有できていれば…」と後悔した、3つの見えない宝物『三種の神器』についてお話したいと思います。

「手段」ばかり気にしていない?


復帰前の準備というと、真っ先に子どもの預け先、送り迎えや家事の分担などが挙げられますね。この辺りはしっかりと準備されているご家庭も多いのではと思います。

私も「朝は◯時に保育園が空くからお見送りは夫。私はお迎え担当で◯時までには会社を出て…それから食材は基本宅配で、受取は◯曜日の◯時指定ならいけるかな…」なんて事細かに手配しては何度もイメトレしていました。

だから準備万端!と思っていたのですが、このとき準備したことや夫婦で話し合ったことは『具体的な手段』ばかりでした。

今振り返れば、木を見て森を見ず。いや、見ていたのは木どころか葉っぱの“葉脈”レベル。
細かなことにばかり気を取られていました。

木も森もざっと見でいい


いざ復帰すると、職場に申し訳ない思いをしながら早退したり、ただでさえ「罪悪感」を持ちやすい毎日が始まります。

さらには職場が以前とは変わっていた、思っていた働き方ができなかった、子どもや夫婦関係もこんなはずじゃなかった…想定外の連続かもしれません。

でもその違和感はあって当然、環境の大きな変化の中で自分自身も変わるなんてごくごく当たり前のこと。

だから、例えば復帰前は最低限子どもに安心安全な場を提供できればOKとする。木も森もどうせ変わるのなら、まずはざっと見で良いじゃないですか。

それよりも「自分はどんなに大変な状況になっても仕事は続けたい」とか「どれだけ忙しくなっても家族の時間は大事にしたい」とか、自分の核となる部分=『根っこ』をハッキリさせておく。

そしてお互いの根っこを支え合う夫婦の心持ち=『土』を共有できるように話し合いの場をもつ。ここにこそ時間をかける価値があったのだなと今は思います。

三種の神器『根っこ・土・逃げ道』

パークの木
wat/gettyimages


復帰前に「復帰したら仕事ではこんなことを目指したい、家族とはこんな風に関わりたい」という『根っこ』や『土』の部分を持ち、共有しておくことはもちろん大事。

でもそれ以上に大切なことは「復帰してみたら、やっぱりこうしたいと考えが変わるかもしれない。その時はまた夫婦で相談できるし、軌道修正しながら一緒にやっていける」という『逃げ道』を夫婦で共有できているかどうか。

どれも実際は目に見えないものだけれど、荒波のような環境で地に足つけて「家族のバランス」を保ち続けるには欠かせない三種の神器。

4月から職場復帰される方はもちろん、なんだか現状にモヤモヤされている方にも、ぜひこの三種の神器を携えて自信をもって突き進んでもらえたらなと思います。

くれぐれも葉脈の見過ぎで木から落っこちる、なんて事のないようにお気をつけくださいね。

この記事を書いたのは・・・木村みずき

ライフオーガナイザー®︎(あたまとこころのやさしい整理術)
「家族の幸せはママの幸せから」周りを気にして自分を見失いがちなママが本来の自分らしさを取り戻し、夫婦と親子それぞれの幸せが見つかる生き方を応援します。現在コーチ・カウンセラーを目指して勉強中。

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