いつも家がキレイなあの人が考えているたった一つのこと

2020/02/03
  • ライフオーガナイザー。家事も子育ても全力で頑張るママの心がラクになる空間づくりや思考のコツを発信中。もっと見る>>


今日もお疲れさまです、ライフオーガナイザー®︎ 木村みずきです。

忙しくなってくると、頭がパンクしそうになりますよね。
と同時に、自宅もどんどんモノで溢れかえってきたりしませんか?

それでもいつも自宅がキレイな人がいるのもまた事実。
は〜うらやましい限りです。

そんなあの人の頭の中、ちょっと覗いてみませんか?
実はこんなことを考えながら過ごしているのです。

そもそも片づけをしていない


皆さんもどこかでよく聞くフレーズ、「片付けなさーい!」
ですが、そもそも「片付ける」とは何を意味しているのでしょうか。

“ かた‐づ・ける【片付ける】
〔他下一〕[文]かたづ・く(下二)
①散乱したものを整える。整理する。「本を―・ける」” 
出典元:広辞苑(第六版)

このように「散乱したもの」が前提となっています。
そりゃ怒り口調になってしまうのも無理ありませんね。

では、もし手元に「ひとつだけ」モノがあってそれをしまうのと、
「目の前に散乱した」モノをしまうのとでは、どちらが楽にできそうでしょうか?

もちろん「ひとつだけ」ですよね。

そうなんです!実は家がいつもキレイなあの人は、いつも「ひとつだけ」しまっています。
(子どもがわーっと広げて遊んだモノはちょっと例外ですが)

そもそも日常で散乱したモノを片づけるということをほとんどしていないのです。

後始末をしよう


イメージとしては、使ったモノや入ってきたモノに対して「後始末」をしている感じです。

“ あと‐しまつ【後始末】
 〘名〙 事がすんだあと、その処理をすること。事後処理。”
出典元:広辞苑(第六版)


そのときに考えていることは、これだけです。

「このモノの最後はどこだろう?」


常にキレイをキープしている人は、無意識的にしていると思います。

でも、そうでない人も、モノを手から離す度に心の中でこの言葉を唱えてみてください。
「このモノの最後はどこだろう?」と。

もちろん片づけの基本、定位置を決めるということができていないとハードルは上がります。

それでも、一つ一つのモノと【その場で正面から向き合う】ことができれば、その場で定位置すら決めることもできます。

(この場合、収納方法もその場で考えると負担になって続かないので、まずは定位置だけ決めます。)


我が家では、子どもに対して「この子のおうちはどこだっけ?」
(決まっていない場合)「この子のおうちはどこにしてあげたらいいかな?あなたとこの子が喜ぶ場所はある?」というように話していました。

今は子どもも大きくなってきて「この子も旅したいらしいからこのままでいいって〜」なんてかわされることもありますが…

そんなときは一度見て見ぬふり。いよいよ散らかった頃に「この状態を見てどう?この子たち嬉しいかな?あなたはどう思う?」と子どもとモノの両方の立場になって考えるよう促しています。

習慣化から見えるもの


できれば余裕のある日に一度、呪文のように一日中ブツブツ唱えてみてください。
「このモノの最後、このモノの最後…」

恐らく、めちゃくちゃ疲れると思います。

それだけ、日頃私たちはモノに対して “なんとなく” や “とりあえず” を繰り返しているのですね。

もちろん、それが悪いと言っている訳ではありませんよ。

例えば、ポストに入っていた郵便物を玄関までは持ってきた、でもその場で子どもが疲れ果てて靴を脱がない。ぐずる。「だっこ〜」なんて泣き崩れたら、とてもでないけれど郵便物どころではありません。

ただ、今までよりも「ほんの少し」意識してみるだけで、案外一つのモノは簡単にしまえる、という小さな成功体感を味わってほしいのです。

そして、それが習慣になる、やがて自分の行動に責任を持つようになり、
その小さな一歩が自分自身と向き合うことにつながっていきます。


いかがですか?できそうな気がしてきませんか?

さあ、今からあなたも「いつも家がキレイな私」をイメージしながら、ひとつずつ後始末、始めてみませんか?

私と一緒に。。

この記事を書いたのは・・・木村みずき

ライフオーガナイザー®︎(あたまとこころのやさしい整理術)
「家族の幸せはママの幸せから」自分を見失いがちなママが本来の自分らしさを取り戻し、夫婦と親子それぞれの幸せが見つかる生き方を応援します。現在、ライフコーチ・心理セラピストを目指して勉強中。

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