片づけ上手は教えてくれない!すぐ散らかる4つの落とし穴①

2020/01/16
  • ライフオーガナイザー。家事も子育ても全力で頑張るママの心がラクになる空間づくりや思考のコツを発信中。もっと見る>>


こんにちは、ライフオーガナイザー®︎ 木村みずきです。

ここ数年の片づけブームで、書店でもネットでも簡単に片づけ情報が手に入るようになりましたね。

片づけのプロでなくても、モデルルームか!というほどモノが少なくて美しい写真をアップされている方が多くて驚きます。
皆さんすごい!尊敬!(私は引越しの度にインテリアよりストレスフリー派に…)

でも片づけの話を持ち出すと、やっぱり相変わらず悩んでいる人が多い。
一部のお片づけ上手さん以外はまだまだなのかなという印象を受けます。

では一体、片づけが苦手な人はどこで行き詰まっているのか?
今回は4つの落とし穴のうち、①「定位置問題」について掘り下げてみました。

落とし穴① 定位置を決めるのは簡単ではない

片づけの基本として「モノの定位置を決める」という言葉は必ずといっていいほど聞きます。
そして、使う場所に近い方が出し入れも当然簡単なわけです。「動線上に収納を用意する」こともすでにご存知な方も多いかと思います。

では、具体的に定位置を決めるときどのようなことを考えるのか、頭の中をのぞいてみましょう!

例⒈ 固定観念パターン


「薬の定位置はどこかな?実家では確か洗面所だったよね。」
「ちょうど引き出しも空いているし、ここにしよう!」

「水道水はちょっと…キッチンに薬持ってかなきゃ。」
「踏み台ないと取れないな〜薬どれだっけ?面倒だからとりあえず全部持って行こ!」
(そしてダイニングテーブルに放置)

→定位置を考えているつもりなだけ。実際は感覚で決めているので、手間がかかっていることに対する自覚もあまりない。

例⒉ 甘く見積りパターン


「メイクは子どもの様子を見ながらしたいから、いつもダイニングテーブルで。」
「でも化粧品の収納場所はやっぱり洗面所でいいかな。」
「え、だってダイニングテーブルのそばに置くのはちょっと…」
「人に見せるものでもないし、大した距離じゃないから、私さえちょっと我慢すればOK!」

→その時はできると思っていても、日常は時間との戦い。
余裕がない時のことまで考えていない結果、テーブルの上に放置されたり、色んな場所に “とりあえず置き” になる可能性が。

例⒊ 妥協して後悔パターン


「子どもにはたくさん本を読んでほしいから、いつも過ごすリビングに本棚を置きたいな。」
「あれ、でもうちタワーマンションだからか全面窓ガラスばっかり…本棚置く場所この壁際しかないかも。」
「でもここにはピアノを置きたかったし…」
「やっぱり子ども部屋で良いかな。散らかってもドア閉めたら見えないし。」

→結果、一人ではなかなか読まない。本を取りに行ってリビングで読んであげては置きっぱなし。いつも文句を言いながら自分でしまいに行くハメに。

ちょっとしたストレスを見逃さないで


いかがでしたか?これはほんの一例ですが、定位置は一発でバシっと決められるほど簡単ではないんです。悩んで当たり前。

それもそのはず、間取りや生活スタイル、モノの種類や量も同じ家は一つとしてありません。だから本やサイトではさらっとしか触れられないんですよね。

ではどうしたら良いか?ここで一つご提案!

朝起きてから夜寝るまで、普段と変わりなく生活しながら自分の動作にちょっと意識を向けてみてください。

「あ、今私面倒だと思った!」「なんかこれするの嫌だな…」「これって何でここにあるの?」

そんな小さな小さなフラストレーションをぜひ、ダイニングテーブルに置いたメモにどんどん書き留めてみてください。

そのストレスがない状態が、散らからない自分に向けての大きな一歩。
徐々に自分にとって大切にしたいこと、優先順位などが見えてきて、ストレスフリーに出し入れできる場所の手がかりになりますよ。

ぜひ試してみて、感想などお聞かせくださいね。
次回、落とし穴②もお楽しみに。

この記事を書いたのは・・・木村みずき

ライフオーガナイザー®︎(あたまとこころのやさしい整理術)
「家族の幸せはママの幸せから」自分を見失いがちなママが本来の自分らしさを取り戻し、夫婦と親子それぞれの幸せが見つかる生き方を応援します。現在、コーチ・心理セラピストを目指して勉強中。

計算中