収納のプロはスペースがあってもあえて何も置かない!その理由とは?
こんにちは!
整理収納アドバイザーでサンキュ!STYLEライターの藤野ことです。
スペースがあると、どうしてもモノを置きたくなってしまいませんか?
わが家はモノを減らしたおかげで棚に余裕が出てきました。
でも、まだ使いにくいなと感じたので、あえてモノを置くのをやめてみました。
すると、空きスペースがあることをもったいないと感じながらも、スッキリとした気持ちにもなったんです。
そこで今回は、わが家がどのスペースをどんな理由で使うのをやめたかをお伝えします。
収納スペースがあっても使いにくい場所
備え付けの収納スペースで使いにくい場所ってありますよね。
以前の私は
「せっかくスペースがあるんだから何か置かなきゃ……」
と思い、使用頻度の低いモノを置いていました。
でも、あまり使わないモノとはいえ、いざ使うときに出し入れしにくいと余計に使うのが面倒になってしまいます。
わが家で使いにくいと感じた収納スペースは2つ。
キッチン吊り戸棚の最上段
わが家では、キッチンの吊り戸棚の最上段にホットプレートを置いていたのですが、最上段は脚立がないと取り出せません。そのせいかホットプレートを使うのは月に2〜3回でした。
ホットプレートはキッチンでなくダイニングで使うモノ。
なので、リビングダイニングの模様替えをしたときにホットプレートの置き場所をつくりました。
この判断が大正解で、ダイニングテーブル横の棚に入れてから、ホットプレートは週2〜3回も使うように。収納場所でこんなにも使用頻度が変わるのかと、自分でも驚いています。
というわけで、キッチンの吊り戸棚の最上段には何も置いていません。
ホコリが溜まりやすいのでたまに拭き掃除はしていますが、何もないので一瞬で終わります。
玄関のシューズクローゼットの奥
わが家のシューズクローゼットはコの字型。
コの字型は、スペースを有効活用できているように見えて、実はデッドスペースが多いんです。
奥まで棚があっても、手前の棚と重なっているため、奥にモノを収納すると出し入れしにくくなってしまいます。
以前は靴がたくさんあったので「奥まで収納できてラッキー!」と思っていましたが、シューズクローゼットの見直しをしてから靴が激減。
出し入れしにくい奥のスペースに靴を収納する必要性を感じなくなってしまいました。
なので、奥には何も置いていません。
取り出しにくい場所からモノを出すストレスがなくなり、とても快適です。
スペースがあっても使いにくかったら使わない
収納スペースがあるとモノを置きたくなるものですが、使いにくい場所の収納は出し入れでストレスを感じるだけ。
面倒になって放置してしまうケースもよく見られます。放置されたモノは、結局はいらないモノでしかありません。
収納スペースがあったとしても、あえて「何も収納しない」という選択をしてみるのもいいのではないでしょうか。
一度「棚にはモノを収納しなければならない」という固定観念を捨ててみてください。「収納」を見る目が変わってくると思います。
◆記事を書いたのは…藤野こと
整理収納アドバイザー、住宅収納スペシャリスト、ライター。資格を活かして、快適に過ごすための家事・収納の仕組みづくりを考案中。整理収納のノウハウと主婦の知恵を発信しています。