健康志向でブーム到来の「ぬか漬け」失敗から学んだ長く続けるコツ

2020/04/14
  • メディカルハーブコーディネーター&スポーツフードアドバイザー。野球少年&少女2児の母。 もっと見る>>

こんにちは。ハーブ&フードアドバイザーのあおきゆみこです。
私の出身地は青魚のぬか炊きが有名なところで、子供の頃からおばあちゃんのぬか漬けやぬか炊きが大好きでした。大人になり故郷を離れてからもその味が忘れられず、自分でぬか床を作ったり、今話題の発酵ぬか床を使って作ったりしていましたが、長続きせずリタイアすること多々。でも故郷の味はときどき無性に食べたくなる。そこで2年前に今度こそ長く続けようと、ネットなどでぬか床についていろいろ調べ再スタートし、そこからは現在まで続いています。今回は最近話題の「ぬか漬け」について、私が失敗から学んだ長く続けるコツについてご紹介します。

私のぬか漬け失敗談

大好きなぬか漬けですが、自分で実際にやってみるとこんな失敗をしました。
失敗その1
ちゃんとぬか床を作ったのに、仕事が多忙になり混ぜ忘れや野菜を漬けないことが多くなって酸っぱい臭いやアンモニア臭がして挫折。
失敗その2
発酵ぬか床にしたら、混ぜるのが週に1回でもよいという安心感もあり比較的長く続いたものの、夏休みの長期不在時に野菜室に入れて放置していたら白っぽい膜ができていて悪臭がし処分してしまいました。

のちに分かったのですが、実は悪臭も白い膜も腐っているわけではなく、しっかり混ぜたり手を加えればまだ続けられる状態だったのです。

失敗から学んだぬか床とのお付き合い方法

ぬか床の味を良くしてくれるおススメ食材(干しいたけ、昆布、カツオ節、唐辛子)

失敗した当時はぬか漬けについて詳しく学んでおらず、悪臭がしたり、白い膜のような見たことないものが現れたら失敗したと思ってぬか床とサヨナラをしていました。しかし、今の仕事を始めてから発酵食品に興味を持つようになり、その素晴らしさを知ってから「今度こそ長く続けたい」と思い、いろいろ調べて2年前にぬか漬けを再スタート。現在まで続いているぬか床は煎りぬかを使って作ったものですが、今話題の発酵ぬか床を使われる方でも参考になると思うので、どのように続けているかご紹介します。

1.キュウリやナスのような定番だけでなくいろいろな食材にチャレンジして発見を楽しむ。
2.「おいしくな~れ」と出来上がりを想像しながら混ぜるのを楽しむ。(沢山混ぜていると、ぬかの臭いの変化が分かるようになり味が想像できるようになります。)
3.1日混ぜ忘れても、ちょっと悪臭がしても隅々まで沢山まぜてリカバリー。混ぜているうちに悪臭はなくなっていきます。
4.水分が多くなってぬかや塩を足すタイミングで写真のようなぬかの味を良くしてくれる食材をプラスして味の変化を楽しんで自分好みを見つけるとより楽しめます。
5.夏場は冷蔵庫に入れるとよいです。
6.ちょっと休みたい時は、表面にラップして空気にふれないようにし冷蔵庫で保管
7.里帰りなどで1週間以上休みたい時は、ジッパー付き保存袋にぬか床を入れて空気をしっかり抜いて密閉し冷凍保存。自然解凍で再開。

楽しむことが長続きの秘訣!

今や家飲みにもぬか漬けは欠かせません。ワインにも意外と合いますよ。

ぬか漬けは腸内環境を整え、今とても必要とされている免疫力アップの助けにもなる発酵食品です。一番最初の写真にある、セロリ、雪下にんじん、アボカド、ブロッコリーの茎のような食材もとっても美味しくなって、野菜や果物本来が持つ効能にぬか床の乳酸菌やビタミンB類の力も加わり、私たちの健康維持に一役かってくれる食品になります。
長続きの一番の秘訣は、ぬか漬け作りやぬか漬けを食べることを楽しむことです。ぬか漬けは、毎日続けないといけないイメージが強いのですが、ぬか床を捨てずに長期のお休みも可能なので、自分のペースで楽しく続けることが、美味しいぬか漬けを作り続けることに繋がると失敗から学びました。

◆記事を書いたのは・・・あおきゆみこ
ハーブ、アロマ、食育関連のアドバイザー資格を持つ自然食品店スタッフ。健康維持や子供の成長をサポートする食事、家事などで役立つ情報を発信しています。

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