無心になって不安も軽減⁉久しぶりに○○をしてみて発見したこと

2020/05/01
  • 管理栄養士&食生活アドバイザー。5歳娘のママ。食と栄養に関する記事執筆、栄養相談をメインに活動中。 もっと見る>>

こんにちは。
管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかりです。
料理を作ることはもちろん好きですが、それ以上に食べることが大好き!

食べてばかり過ごしていては、身体も鈍るし、何よりも体重計に乗るのが恐怖に・・・

ということで、一仕事と思い立って、庭の手入れをしてみることにしました。
この記事では、久々に土に触れて、普段の生活では出会えなかった、新しく感じたことについてご紹介します。

感じたこと:その1

以前は、アパートやマンションなどの2階以上に住んでいたこともあり、「庭」という存在がとても遠いものでした。

できても、小さなベランダにプランターを並べて、いくつか家庭菜園のようなことをしてみたり、鉢植えの花を植え替えて水やりをするくらい。
人工的な環境だったこともあり、雑草に悩まされることはなく、せいぜい、飛んできたりして住み着いた虫を取り除くくらいしか、自然的なものを感じることはありませんでした。

そんな居住環境から、一気に田んぼに囲まれた住居へ引っ越してきたのもあり、久々に「草むしり」をする必要に駆られたことは、とてもワクワクしました。

もちろん、「草むしり」をした経験は今までに数えきれないくらいあるのですが、それは仕事中の業務としてであったり、学校での行事みたいなものであったり、大体がそういう経験ばかり。

改めて、【我が家の庭の雑草を引っこ抜いて掃除する】、ということに取り組めることが、とても光栄なことだと感じたのです。
(都会生活の反動ともいえるのですが)

感じたこと:その2

なんだか、大げさに聞こえたかもしれませんが、汚してもいい服を羽織って、両手に軍手をはめて・・・
そんな装備にすら、ワクワク感を抱いてしまったのです。
(どれだけ恋しかったのかという感じですが)

そして、雑草の生い茂るエリアに着いて、おもむろにしゃがんで雑草たちに手をかけ、ブチブチとちぎれる手ごたえを感じながら、「草むしり」をスタート。
しかし、生命力あふれる植物を無残にも引き抜く行為に、どことなく罪悪感も生まれました。

一生懸命生えているのに、こちらの都合でごめんなさい・・・
でも、やっぱり勝手にここに住み着いてたわけだから、またどこかで頑張ってね・・・

まぁ、こんな感じのことを心で感じながらも、両手は次々と草の束を積み上げていきます。
我が庭の大部分を占めていたのは、“カラスノエンドウ”という品種の草。
紫色の花を付け、そのあとには小さなえんどう豆に似たサヤが膨らむ植物です。
昔は、よく中の種とワタを削ぎ取って、端をちぎって草笛にして遊んでいたことが思い出されます。
(田舎でしかやらないと思われますが)

感じたこと:その3

そうこうしているうちに、植物で覆われていた部分が、すっかり地面が見えるまでになりました。
なかなかの達成感です。
そして、脇には雑草の小山。

それとは裏腹に、またしても罪悪感が発生・・・

草の根元には、たくさんの生き物たちが住んでいたのです。
ダンゴムシ、ワラジムシ、カメムシ、ハサミムシ、ゲジゲジ、ムカデ、ミミズ、名前のわからない甲虫たち。
みんな、薄暗くて少し湿ったところが好きなのだと思います。
そんな居心地のいい空間を、有無を言わさずほじくり返され、眩しさもあってか、一目散に動き出します。

もちろん、見慣れている生き物であっても、こちらもビックリ!
まさか、こんなに住人がいるなんて考えもしなかったし、下手をしたら、こちらも被害を受けるような生き物も混じっていたので、冷や冷やしながらの作業となりました。

こちらの大義名分で、こんなにもたくさんの生き物たちの住居を壊してしまい、彼らからしたら、私は進撃の巨人並みの脅威だったのかもしれません。
申し訳ないのですが、新しいところで安らかに過ごしてもらえれば・・・
と願おうとしましたが、結局、同じ庭の中でまた遭遇しそうなので、そこはあまり強く願うことはできませんでした。

自然に触れよう!

そんなわけで、たった30分ほどの時間の中で、家の中で過ごしていただけでは考えもしないような世界に触れることができたのです。

小さな小さな自然の中で生きている植物や生き物たち。
そういったものに触れ合うのは、何も草むしりに限ったことではありません。
公園の隅に置いてある石の下であったり、川岸や海辺などでも出会えるのではないでしょうか。

そして、そんな彼らを見かけたら、「虫だから」「雑草だから」という区分で見て終わりではなく、興味を持ってじっくりと眺めてみたり、詳しく生態や種類などを調べてみるのも良いことだと思います。
なぜかというと、今回、自身が感じたように、自然と切り離された環境だけにいては感じにくいことに触れられたり、小さなことに目を向けることで、今起きている日々の暗いニュースのことを忘れる時間ができるからです。

時間がある今だからこそ、散歩次いでなどの短い時間でも、意識してみてはいかがでしょうか?
ちょっとした童心を思い出してみたり、新しい発見に出会えるかもしれませんよ!


* 安全な場所や時間帯を選ぶように。1つのリフレッシュ法としてご提案します。

計算中

関連するキーワード