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「ヨーグルト」は食べるだけじゃもったいない!肉、魚、野菜がもっとおいしくなる活用法をご紹介
こんにちは。変わった食べ方探しを楽しんでいる、サンキュ!STYLEライターのゆかりです。
みなさんは、ヨーグルトはどうやって食べることが多いでしょうか?
スイーツ、間食、和え物、ドレッシングなど、そのまま食べるさまざまな活用方法がありますが、肉や魚、野菜のおいしさを引き立たせる使い方もあるんです。
この記事では、管理栄養士である筆者が、健康効果の高いヨーグルトの新たな活用法をご紹介します。
ヨーグルトの魅力とは?
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ヨーグルトは、牛などの動物の乳に乳酸菌を加えて発酵させてつくられます。
そのため、乳由来のカルシウムやたんぱく質が多く含まれているのです。また、乳酸菌は腸に届くと体によい働きをする善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれる働きもあります。
商品によっては、ビフィズス菌を配合し、免疫力向上や血糖値の上昇を抑える作用も期待できますよ。
それ以外にも、牛乳を飲むとお腹の調子が悪くなる人でも、ヨーグルトであれば乳酸菌によって原因となる乳糖がある程度分解されているので、問題なく食べやすいというメリットも。
一般的なやわらかい食感のヨーグルトのほか、水分を減らした濃縮タイプや液状に加工した飲むタイプなどもあり、甘味のないプレーンタイプ、甘味や果物などを加えたタイプなど幅広い商品が存在します。
そのため、飽きずにさまざまな日常のシーンにとり入れやすく、とても身近な存在となっているのです。
ヨーグルトはこうやって使う!
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そんな魅力がたくさんあるヨーグルト。
肉をやわらかくしっりと仕上げたり、魚の臭みを抑えたり、漬物に活用する方法などもあるのです。
ヨーグルトは、乳酸菌がつくり出す乳酸という成分によって酸性になっています。
そのため、調理前の生肉にヨーグルトを塗っておいておくと、加熱しても肉汁が流れ出にくくなり、ジューシーな仕上がりになるのです。
とくに、脂身が少なくてパサつきやすい鶏ももなどでは効果が大きく感じられるはず。
魚の臭みについては、ヨーグルトに含まれているたんぱく質や脂肪の塊が吸着してくれる作用が期待できます。
また、魚の生臭さの原因物質は、酸性のヨーグルトと合わさることで中和され、においを感じにくくしてくれるのです。
漬物については、もともと長期に塩などと一緒に野菜を漬けておくことで野菜表面の乳酸菌が働き、乳酸をつくり出して酸味などの味わいをつくり出します。
ヨーグルトに含まれる乳酸を生かし、塩や味噌などの塩分(5%前後の濃度が目安)と一緒にヨーグルトを混ぜ合わせ、そこへ洗って水分を拭いた野菜を漬ければ、数日で似たような味わいに仕上げることができるのです。
ヨーグルトをさらに活用して、食卓を豊かにしよう!
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肉、魚、野菜の漬物に使ったヨーグルトは、加熱したり食べる前に拭き取ってしまいますが、残ったヨーグルトなどはソースや煮込みなどの加熱料理に使っても◎
漬物を取り出した後の残ったヨーグルトについては、衛生面から1回漬けたら使い回すことは不可。
ただし、生食が可能なので早めにドレッシングなどに使うことで、無駄なくヨーグルトを活用することができますよ。
その際は、野菜の汁気が出ていても塩気が強い可能性があるので、別途ヨーグルトを加えて薄めたり、酸味や甘味などのある調味料を組み合わせて調整してください。
こういった活用が面倒……というのであれば、ヨーグルトの上澄みであるホエー(乳清)を代用して使うのがおすすめ!
購入して時間が経ったり、振動が加わると保存中に自然とホエーは増えていきます。また、ボウルにザル、キッチンペーパー、ヨーグルトの順で重ね、重石をのせて冷蔵庫に入れると効率よくホエイを取り出すこともできますよ。
ご紹介した内容を参考に、ヨーグルトの使い方を広げてみてはいかがでしょうか?
★この記事を書いたのは・・・管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかり
小学生女児のママ。食べること・料理をすること・喋ることが好き。講師、食材記事の執筆・監修、食育サイトの栄養相談や献立作成などで活躍中。個人で食育イベントの実施や、YouTubeチャンネルを運営しています。