モノが捨てられないと悩む人に共通する3つの考え方

2020/01/01
  • 整理収納アドバイザー&看護師。根拠のある片付け理論で家族を巻き込む整理収納が得意です。もっと見る>>

整理収納アドバイザーのMIYUKIです。今回はモノが捨てられない、減らせないと悩んでいる人の多くに共通する3つのことについて解説します。

「もったいない」という考え

お片付けを始めると、誰でももっとも大変な作業にぶつかります。それは「捨てる」という作業です。

部屋がごちゃごちゃしている・・・、要らないモノが多い、スッキリしたきれいな部屋に住みたい!そう思ってお片付けを始めても、やっぱりモノが捨てられない・・・と思う人も多いと思います。

その理由の1つは「もったいない」という考えです。
「高かったし・・・」「いつか使うかも・・・」「自分では使わないけれど、誰かが使うかも・・・」だから、もったいない!

しかし、モノの多くは使うことが目的です。使われずにしまい込まれている方が、よっぽどもったいない!と思いませんか?

「高かった・・・」と悩むそのモノは「今!!」使いたいと思えるモノですか?
「いつか使うかも・・・」と思うそのモノを使うのは「いつ??」ですか?
「自分では使わないけれど・・・」と思うモノは「誰が?いつ?」使ってくれますか?

「もったいない!」だから捨てられない、と悩んでいる人はぜひ物の要・不要の判断を「今」という現在進行形で考えてみてくださいね。

頂きモノの罪悪感

一昔前まで頂きモノで悩む物の代表格といえば、結婚式の引き出物ではなかったでしょうか?
私自身も友人の結婚式で立派すぎる食器を頂き、一人暮らしのアパートでしまい込んでいた経験があります。

今はカタログギフトが主流となり、あまり悩むことは無くなりましたが、モノを頂く機会は多々あると思います。

食べ物や飲み物など、消費しやすいものはまだ良いのですが、贈ってくれた人の思い入れが強いものや、まるで趣味に合わない物は困ってしまいますね。

せっかく頂いたモノだから・・・と処分することをためらってしまうかもしれません。
しかし、贈りものは頂いた時点で所有権は自分にあります。
自分のモノなので、罪悪感を感じる必要はないのです。

むしろフリマサイトなどで、そのモノを活かしてくれる人に渡る方がモノにとっても幸せではないでしょうか。

モノの多くは使うことが目的です。

頂きモノだから・・・と罪悪感を感じることなく、そのモノを活かせる方法を考えてみてくださいね。

何でも思い出

捨てることに苦手意識がない人でも、整理収納アドバイザーでも、捨てること・減らすことが一番難しい代表格は「思い出のモノ」ではないでしょうか。

順調にお片付けが進んでいても、ここで挫折してしまう確率はかなりのもので、なかなかに厄介です。

子供が小さい頃のお絵かきや工作、赤ちゃんの頃の服、数十年前にもらった恋人や友人からの手紙、旅行の地で購入した記念品などなど・・・・。

思い入れが強い分、様々な葛藤があると思います。

しかし、限られた住空間で自分や家族が快適に生活をするためには「思い出のモノ」こそ厳選する必要があります。

厳選する際に、あれもこれも・・・と全て思い出の品にしていては本末転倒です。


モノより心の思い出。是非、今の瞬間を軸にしたすてきな思い出だけを残してみてくださいね。

記事を書いたのは整理収納アドバイザーMIYUKIです。家族の家事力の向上で主婦が楽できる仕組みを提案しています。

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