主婦がラクになる!家族の家事力を育てるのは○○だった!

2021/05/31
  • 整理収納アドバイザー&看護師。根拠のある片付け理論で家族を巻き込む整理収納が得意です。もっと見る>>

家族の家事力を育て主婦が楽できる仕組みづくりを目指す、看護師&整理収納アドバイザー。

サンキュ!STYLEライターのMIYUKIです。

・毎日毎日、クタクタになりながら家事をするのは私ばかり……
・何度も片づけて…と言っているのに、夫も子ども達も動かない……

こんなイライラありませんか?
今日は主婦歴20年を超える私が実践してきた、家族の家事力を上げる方法をご紹介します。

家族を育てる悪妻のススメ

悪妻……という響きに違和感を覚える方もおられるかもしれませんね。しかし、18年の専業主婦生活を経験した私が、自信を持って伝えたいことの1つでもあります。

悪妻になる事によって、家族の家事力は育ちます!

家族の自立心を育てる

親と子のクリーニング
Milatas/gettyimages

家事・育児に協力的な男性も多くいると思いますが、専業主婦・兼業主婦を問わず、やはり家事労働は女性に大きな負担がかかっていると思います。

私は18年間専業主婦をしてきました。
専業主婦のためほぼ全ての家事と家族の用事を担っていましたが、10年ほど前から家族の家事力を育てる目的で適度に家事を放任することにしました。

・もし私が入院してしまったり、何かあった時に家族が家事難民にならないように……
・自分達の生活に困らない家事レベルを保てるように……

特に息子の場合、大学進学で一人暮らしをすることを想定して、生活に困らない程度の家事力を身につけて欲しいと思いました。

そう考えたとき、自分のため、家族のために!
家族があえて家事を行う状況を作る機会が必要だと思いました。

夫が…、家族が何もしてくれないから……と主婦が全てを担う必要はないと思います。
ぜひ程よい悪妻となり、家族のために家事を手放すことも大切だと実感しています。

家族の趣味こそ悪妻による塩対応のススメ

お子さんの習い事や、家族の趣味で使われる様々なモノたち。
我が家にも沢山あります。

我が家の夫は、ゴルフ、野球、船釣り……と、様々な趣味のモノを持っています。

現在は新型コロナウィルスの影響で自粛していますが、それまでは友人たちとよく出かけていました。


夫が船釣りに行く場合、立派な鯛を釣り上げてくることが多々ありました。
ここで、優しい奥様なら鯛をさばき料理をしてあげて、潮風に当たった服の洗濯をして、さらには夫の送迎やお昼のお弁当の準備までしてあげるのかもしれません。

しかし、私はこれらを一切行いません。(もちろん、求められたらアドバイスはしますし、お願いされたときには送迎などの協力はします)
なぜなら、これは主婦の仕事ではなく夫個人の趣味だからです。


家族の為に、できる範囲で協力をすることは大切だと思います。
しかし、家族のために全ての家事をしてあげること……。それは妻、母親の鏡のようではありますが、その行為が実は「夫と子供の自立を妨げている行為」だと意識する必要もあります。

そのため、我が家では個人の趣味に関することは、「あえて主婦が関わらないこと」で、家族の家事力を育てています。

何でもしてあげる(都合の)良き妻ではなく、時にはあえて何もしない悪妻となり、家族の自立を促すことも必要なのではないかと思います。

まずはスモールステップから始めてみる

今までほとんどの家事を担ってきた主婦が、いきなり悪妻化するのはなかなか難しいかもしれません。
なぜなら、自分で家事をするほうが早くて完成度も高いからです。
夫の中途半端な仕事に文句を付けたくもなります。

しかし、ここはグッと我慢して家族に任せたら放任しましょう!

我が家の場合は「家族が休みである日曜日は私も専業主婦を休む」と夫と息子に宣言しました。

私は家事の中でもアイロンがけが苦手なので「アイロンはかけない」「日曜日の朝食は各自で準備して欲しいこと」伝えて、夫と息子に任せました。

伝えた後は、本当に何もせずに放任します。
夫は少し戸惑っていましたが、お腹が空けば何か食べますし、月曜日に仕事や学校に着ていくシャツがシワシワなら、不器用ながらアイロンがけをしていました。

夫は一人暮らしの経験がなく、家事の経験値がほぼゼロでした。
そのため、この程度のことから始めました。

10年経った今、夫は料理以外は一通りの家事をそれなりにこなせる様になりました。
大学生になり、一人暮らし中の息子に関しては……、私の家事スキルを超えているのではないかと思います。


生活をしていくうえで必要な家事に、男女差はありません。
ぜひ程よく悪妻となり、家族と自分のために家族の家事力を向上することをオススメします。

◆記事を書いたのはMIYUKI。
看護師&整理収納アドバイザー。
根拠のある片づけ理論で、家族の家事力を育て主婦が楽できる仕組みづくりを提案しています。

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