収納のモヤモヤを解消!プロが実践している収納の3原則
家族の家事力を育て主婦が楽できる仕組みづくりを目指す、看護師&整理収納アドバイザー。
サンキュ!STYLEライターのMIYUKIです。
・自分なりに工夫して片づけてみたのに、何だか使いにくい……。
・いつも使いたい時に使いたいモノが見当たらない……。
・家族が散らかしたモノも、結局自分が片づけてばかり……。
そんな片づけのモヤモヤを解消していくためにはどうすればいいか?
収納のプロたちが実践しているポイントを3つ紹介します。
【原則その1】モノの収納は使う場所と行動をセットにして考える
・子供のランドセルがいつもリビングに置きっぱなしになっている。
・テレビのリモコンや、夫の使った爪切りが毎回そこら辺に放置されている……
もしこのような光景が日常的なら、収納場所を見直すよい機会です。
子供のランドセルや勉強道具など、本来なら各自の部屋に片づけてほしいところですが、子供が毎日宿題を行う場所はどこでしょうか?
毎日リビングやダイニングテーブルで宿題をしているのなら、その子にとってはリビングやダイニングテーブル周辺が一番作業効率の良い収納場所となります。
また、夫が使った爪切りやリモコンがそのままリビングに放置されている……、この場合も夫が使った後、放置されている場所が夫にとって一番片づけやすい場所かもしれません。
モノを使うときには「使う」という目的があるので、少々取り出しにくい場所に収納してあってもモノを取りに行きます。
しかし、モノを使った後は「使う」という目的を果たしたため、片づけることがとても面倒に感じてしまいます。
そのため、モノは使う人と場所と行動(立って使うのか?座って使うのか?)に着目して、収納することが大切です。
このことを考えながら収納場所を決めていくと、使いやすいだけでなく片づけが断然ラクになります。
【原則その2】収納の引き出し化でモノの死角なし
少しでも快適に暮らしたい!なんとか家族が片づけてくれる家にしたい!
そう収納に悩む人に、声を大にして伝えたいこと。
それは……
1番合理的な収納は「引き出し」であるということ。
収納を引き出し化することの最大のメリットは「すべてのモノを見渡せること」と、「奥のモノも取り出しやすい」ということ。
また、引き出しごとに「文房具」、「救急セット」、「ハンカチ・ティッシュ」などモノのグループ分けができるので、モノが迷子になりにくいというメリットもあります。
ご自宅の収納スペースが引き出しではなく観音開きの場合でも、カゴやファイルボックスを使うことで、簡単に「引き出し化」を図ることができます。
特に普段の生活の中で「使用している頻度の高いもの」を引き出せる収納にすることで、収納されている中身と片づけるべき場所が一目瞭然となります。
その結果、自分も家族も片づけやすくなります。
【原則その3】収納の特等席を意識する
収納場所を考えていくうえで大切なこと。それは…
普段使うモノの中でも、「よく使うモノほど取り出しやすく、しまいやすい特等席」に収納すること!
一般的に「収納のゴールデンゾーン」といわれる場所です。
これは自分の腰から目線の下くらいの位置に相当します。
かがんだり背伸びをしなくても、ラクにモノを取り出せる位置です。
この場所こそ、自分や家族がほぼ毎日使っているモノを収納して「モノの特等席」として活用します。
それ以外の、腰から下の収納スペースについては【原則その2】のように引き出せる収納にして、上からモノが見渡せるようにするのがオススメです。
記事を書いたのはMIYUKI。
看護師&整理収納アドバイザー。
根拠のある片づけ理論で、家族の家事力を育て主婦が楽できる仕組みづくりを提案しています。