理想の暮らしに近づく!片づけを始める前に大切なこと3選
整理収納アドバイザーの資格を持つ、サンキュ!STYLEライターのMIYUKIです。
この一年、新型コロナウイスの感染拡大による在宅時間の増加にともない、お家の片づけに取り組まれた方も多いと思います。
しかし、片づけが途中止めになっていたり、せっかく片づけてスッキリしたはずなのに、なぜか数か月経つ頃にはまた元通り……という事も。
片づけを行う前にぜひ意識して頂きたい大切なポイント3つについて説明します。
自分の理想の暮らし方を考える
片づけて綺麗にしたい、スッキリした家にしたい!と思ったとき、ぜひ考えて頂きたい大事なことがあります。
それは、自分の理想の暮らしを思い描くこと!
片付けに関する相談を頂く中で、なかなか片づかない……と悩んでいる方の中には、片づけるという行為自体が目的になっている方がとても多いと感じています。
しかし片付けを行う目的は、片づけたその先にあります。
・綺麗に片づいた住まいで自分は何がしたいのか?
・どんな暮らし方をしたいのか?
しっかりと自問自答しながら、片づける理由を明確にすることが大切です。
そうすることで、自分にとって何が大切なのか?優先順位をハッキリとさせることができ、片づけの途中で迷うことが少なくなります。
理想はできるだけ具体的に
片づける理由を明確にしたら、次に行うのは理想の暮らしの具体化です。
我が家の場合は
・愛犬が家の中を自由に安全に走りまわれる状態にすること
・すぐに掃除ができてホコリと汚れをためない空間であること
・夫婦でストレスなくリビングでトレーニングができること
・これらの事が出勤前の朝7時半に行えるような状態にするための仕組みづくり
を理想としています。
これを可能にするためにはどうすれば良いのか…?と考えたとき、我が家では
・床、キッチンカウンター、ダイニングテーブルなどにモノを出しっぱなしにしない
・その為には、モノを自分たちがストレスなく管理できる量に絞る
・家事同線の見直し
という3つに重点をおいて片づけを行っています。
他にも、小さなお子さんがいる家庭では
・毎朝、登園や登校の準備が一人でできる
→そのためにリビングの一角にランドセルや登園セットをまとめたコーナーをつくる
など、したい(して欲しい)行動と、そのための方法をなるべく具体化することが大切です。
家族で片づけの認識を共有することが大切
自分の理想の暮らしを考えて、その為の行動を具体化する。
そこまで出来たら、次に行うのは家族への周知です。
たかが片づけで大げさな……と思われるかもしれませんが、主婦歴20年を超えた私が声を大にして伝えたい!
「片づけは主婦の仕事ではない」ということ。
本来ならば、片づけとはモノを元に戻す……という単純な行為です。
使った人が使ったモノを元に戻せば良いだけです。
しかし、そのモノを戻す場所がハッキリと決まっていなければ……
家族は曖昧な収納に困惑し、結局出しっぱなし……という悪循環に陥ることも多々あります。
そのためにも、
・家族みんなでこんな暮らしがしたい!
・○○の収納場所はここです!
と、片づけや収納場所の認識を共有することが大切です。
片づけは主婦が担う仕事ではない!ということを、家族間で話し合ってみることも大切です。
◆記事を書いたのは…MIYUKI
整理収納アドバイザー&看護師。根拠のある片づけ理論で家族の家事力を育て、主婦が楽できる仕組みづくりを提案しています。