余り食材を楽しむ!週1リセット

2020/05/02
  • オウチゴハン研究家・ごはんがすすむおいしいおかずのレシピや旬の食材の楽しみかたなど紹介します。もっと見る>>

こんにちは。サンキュ!STYLEライターでおうちごはん研究家の服部みどりです。

私の密かな挑戦はロス食材を出さないこと!
週に1回余った食材を組み合わせて名のなき料理の創作を楽しんでいます。

今回は余り食材の簡単調理案について書きたいと思います。

今回使う余り食材

・ブロッコリーの茎
・にんじん半分
・鶏ハム(薄切り4枚)
・切り干し大根
【冷凍保存食材】
・しいたけ薄切り
・豚バラ薄切り肉

これだけあれば、いろいろできそうです!
たとえば乾麺や米を組み合わせたら

① ソーミンチャンプル(そうめんと豚肉、しいたけ、にんじんの炒め物)
② チャーハン(豚肉、ブロッコリーの茎、プラスたまご、ねぎ)
③ 中華風炊き込みご飯(切干大根、にんじん、しいたけ、豚バラ肉、ごま油)
④ パスタ(ブロッコリーの茎、鶏ハムでペペロンチーノ風)

など、主食レシピは選び放題!

今回は、もっと簡単なレシピを2つ紹介します。

作戦1:マヨネーズあえ

ごめんなさい。無敵調味料を出してしまいました。
だいたいの野菜は「マヨネーズ」とあえてしまえば1品完成。
ただ、マヨネーズ使いのポイントがあります。
それは加熱した野菜の「あら熱をとってから」マヨネーズとあえること!
熱いままマヨネーズを加えると、熱でマヨネーズが分離してしまうためです。
(ポテトサラダも同様です!)

今回は水で戻した切り干し大根、にんじん(細く切り軽くレンジで温めて)、鶏ハム(手でほぐして)マヨネーズと少しずつあえ(味見をしてちょうど良い感じまで)、仕上げにほんの少量の「にんにくおろし」と「しょうゆ」を加えてコクを出しました。

ちなみに切り干しだいこんは加熱無しでそのまま食べられます。水で戻したら、しっかり水けを絞り使います。

さらに、青しそや万能ねぎなどをあしらうと香りのよい小鉢に。

そのほか マヨネーズ&調味料アレンジ

● 和風仕立て
マヨネーズ × わさび
● 中華仕立て
マヨネーズ × ごま油 × 七味唐辛子
● 洋風
マヨネーズ × からし
● エスニック
マヨネーズ × ナンプラー

マヨネーズ、最強!

作戦2:炒める

ブロッコリーの茎、にんじんの皮、豚バラ肉、しいたけを使った炒めもの。少量の豚肉を加えるだけでご飯に合うおかずにもなっちゃいます。

今回はにんにく、唐辛子を加えて、ごま油で香りよくピリ辛に仕上げました。味つけは麺つゆをちょろっとたらせばOK。余りがちな白ごまをあしらえば、見た目もそれなりの1品に!

作り方

ブロッコリーの茎、にんじんの皮を使います。野菜の皮や茎にも栄養価は豊富!しっかり洗って調理すれば立派な食材です。

※ ブロッコリー の茎の外皮は繊維質が多く食べにくいので、ピーラーや包丁で削いでからお召しあがりください。

フライパンで炒める

豚バラ肉(小さめに切る)、唐辛子(輪切り)、にんにく(薄くスライス)、ほんの少しのサラダ油を入れ中火にかける。

肉が焼けてきたら、ブロッコリーの茎、にんじんの皮を入れ、ごま油をちょろっと足して「中火」でさらに炒める。

味付けは麺つゆでOK!

ちょろっと足してさっと炒め合わせて完成!
(もちろん、好きな味付けでもOK)

楽しみながらフードロス&節約に!

いかがですか?あまった食材でも工夫次第で立派な戦力。私は週に1〜2度、賞味期限、消費期限、食材の状態を確認して食材を使い切ることをゲーム感覚で楽しんでいます。
じつは私は以前、飲食店に勤めていた経験があるので、食材は 「g単位でいくらか?」と考える癖があり、野菜は皮、茎、葉を含め可能な限り料理で使うようにしています。

たとえば、野菜の皮(たまねぎ、根菜類など)は茹で汁と一緒に煮るとやさしい風味の出汁(だし)となり、調味料を減らすカラダ思いのひと技にも!

今回はブロッコリー の茎やにんじんの皮などを廃棄しがちな部分の調理例を紹介しました。食品ロス対策は環境保全はもちろん、継続すれば家計や健康にもメリットがありそうですね。
もし、よかったらおためしください。

◆記事を書いたのは・・・服部みどり(オウチゴハン研究家)。簡単でおいしい料理のレシピ提案や旬の食材の調理法など提案しています。

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