ツルンとむける!ゆでたまごの作り方
ツルンとむけないゆでたまごはイライラ。
精神面でよろしくありません。
たかがゆでたまご、されどゆでたまご。
今回は、ゆでたまごで一喜一憂しない方法を、オウチゴハン研究家はっとりみどりがお伝えさせていただきます。
必要な道具は「スプーン」だけ。
デザート用やティースプーンなど「やや小さめ」のものがよいです。
もう、ゆでたまごで一喜一憂しない人生を
パーフェクトゆでたまごの作り方
下準備
① 鍋に湯を沸かす
② たまごのケースに丸い部分を上にして置き、スプーンで軽く叩く
湯が沸いて、ゆでる直前に
弱め、コンコンと軽めに
少し凹ます程度
ゆで方
スプーンで割るこの方法は、ゆでる時に、白身が出て心配な印象がありますね。
グラグラに沸いた湯に、「酢」を少量加えることで、たまごの白身を固める作用があります。
量はたまご4つ入る程度の片手鍋にかぶる程度の湯の量であれば、大さじ1弱程度。
たくさん入れる必要はありません。
● 目安:1Lの水に酢大さじ1程度
ゆで時間目安
今回はやや大きめのMサイズのたまご4つを冷蔵庫から出したての状態でゆで、沸騰した状態から「7分」ゆでて半熟に仕上げています。
ゆで時間に関しては、たまごの温度(冷蔵庫から出したてか、常温か)によって違います。
また、水からゆでる方法もありますので、ゆでる状態によっても違います。
もちろん、たまごの大きさによっても違いがあるので、普段よく使うたまごの大きさで、自分の基準をメモしておくと、迷いがなくなるはずです。
写真のたまごは7分で半熟ですが、黄身を固く仕上げたい場合は、9分 〜10分ゆでます。
ゆでたら冷やしてツルン!
すごく大事なことは、ゆでたまごは、加熱後すぐに冷やすこと。
流水でもいいのですが、ある程度流水で冷やしたら、氷水で冷やすとなおGOOD!
ゆでたまごをむくときは、殻のヒビの部分に、流水をあてながら(または鍋の水の中で)むくと、よりツルンとむきやすくなります。
流水の場合、卵の白身と殻の間に水を流し入れるようなイメージで!
半熟の場合、水圧が強いと崩れることもあるので、程よい水圧で!
たまごの余談
たまごを漢字で書くと「卵」、「玉子」と2つありますがこの違いわかりますか?
じつは料理で使う食材としてのたまごは「玉子」
本来「卵」は生物学的な意味で使うのですが、レシピで使われることとも多い傾向です。
そんな理由で、今回はあえて平仮名で「たまご」と表記させていただきました。
さらに余談ですが........
小笠原父島に住んでいたことがありまして。
毎年、アオウミガメが海岸に産卵にくるのですが、じつはそんな貴重な産卵シーンを目撃したことがあります。
息を潜めて、決して邪魔しないように細心の注意を払いました。
海に住むウミガメは目が乾かないように粘膜を出します。
その姿がまるで泣きながら産卵しているようで神秘的。
あのシーンを見てから、たまごは大切に頂こうと決めました。
だから、ゆでたまご失敗したくないんです。
◆記事を書いたのは・・・服部みどり(オウチゴハン研究家)。簡単でおいしい料理のレシピ提案や旬の食材の調理法など提案しています。