捨ててよかったもの

2020/10/13
  • 転勤生活を経て、自宅で「生活を楽しむサロン」をしています。住まいの居心地を大切に現在も勉強中。もっと見る>>

主婦ライターミキです!私は生まれた時から転勤族、何度もの引越しの中で気づいた「捨ててよかったもの」について書かせていただきたいと思います。

引越しとともについた癖

引越しの際、最初に困るのが買い物先や病院など、土地勘がないことです。特に子どもが生まれてからの引越しでは、新しい土地でいろいろな場所に子どもを連れて探し回るわけにもいかず、予め結構なストックを用意して引越すようになりました。多くても腐らないもの、あれば安心なもの、それがいつしか癖のようになっていた気がします。

考えるきっかけになった中国での暮らし

生まれた時から転勤族ですから、引越しには慣れっこでしたが、海外は初体験。どんな暮らしが待っているか想像もできず、ありったけのものを持っていきました。ちなみに、ついたその日から快適に暮らせるようにと、旦那の会社に郵便で鍋類なんかも送っていました。
しかしあちらでは、ほとんどのものが普通に買うことができ、日本の食べ物でさえも少々高いけれど買える状態。しかし、心の癖になっているストック概念。日本に一時帰国の際には、いつも大量に買い込んで中国に戻っていました。なので、部屋はとても広かったのに、物に溢れていたんですよね…。

捨てるべきものは物じゃなかった

結局、日本で買って帰っても使わないものも多く、数年中国生活を送った頃やっと、「高くても買えるのに、安く買って捨てる」この生活に疑問を持つようになり、そこで初めて自分に問いかけました。

本当にこのストックは必要?ないとどうなる?

私がたくさん買っておくようになったのは、子どもたちに不自由をさせないことや、自分が困らないように先回りしておくことに安心を感じていたから。しかし、子どもも大きくなり自由もきくようになった今、ストックは必要ではないことに気づきました。

物で溢れた部屋、捨てるべきものは物ではなく、ストックしておかねば不安な気持ち、安心を買っておく気持ちだったのです。

あれから7年ほど経ち、この春家中の片付けをしました。今では、お店も近くにありすぐに買いに行けるのでストックはほとんどありませんでした。捨ててよかったものは、ストックしなければ…という気持ちでした。

それでも今度は違う理由で物は増えたりします。
やはり、物も気持ちも定期的な見直しが必要ですね。

この記事を書いたのは…生活を楽しむ主婦ライターミキ



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