ダメ収納を解決!散らかる原因は収納方法だった

2020/12/15
  • 4歳5歳の姉妹と賃貸暮らし転勤族。整理収納アドバイザー。普通の家で普通の暮らしを、合理的で効率的に。もっと見る>>

年子姉妹と賃貸暮らしの転勤族、整理収納アドバイザーでサンキュ!STYLEライターの山田なみです。「普通の家で普通の暮らし、誰でもできる収納のこと」をテーマにお伝えしています。

片づけたはずの場所が、気づけばまた物だらけ…そんなことありませんか?実はそれ、収納方法に問題があるかもしれません。今回はついやってしまいがちなNG収納と、その解決策についてご紹介します。

1.目的の物を取るために、他の物をどかす必要がある

物を分類して、カゴや箱に上手に仕分けるのは整理収納でも大事なこと。でもそれを重ねて置いてしまうと台無しに。

下の物を取る時に上のカゴをどかして取るのはちょっと面倒ですよね。そして使い終わった後に、また上のカゴをどかして片づけるのはさらに面倒。だからつい出しっ放しになり散らかる原因に。

同じように、奥のものを取る時に手前の物を動かす必要があったり、重ねて置きがちなお皿や服なども。物を取るときに、他の物に触っている自分に気づいたらすぐに見直しましょう。

解決策

上下2段に収納したい場合は間に「コの字」棚を入れる、重ねず立てて収納するなどが有効です。どうしても重ねなければならない場合は、下のものは使用頻度が極端に低いものに限定しましょう。

2.収納場所から使う場所まで、持って移動する

家の一角に収納庫を作ってまとめて収納している、収納場所がないので隣の部屋に収納している、そんな場合もあると思います。でもそれ、散らかる原因になっているかも。

収納場所から作業場所まで移動距離があると、片づけのハードルはあがります。物を使う時は目的があるから多少の移動は気になりませんが、使い終わった後は手間しかないのでつい後回しに。「持ってくる」はいいけれど、「持って帰る」が出来ないのです。その結果、いつまでも出しっ放し状態に。

よく動線に沿った収納とは言いますが、使う時の動線ではなく、しまう時の動線に注目してみましょう。

解決策

作業場所の近くに収納している他の物と、収納場所を入れ替えられないか見直しを。難しい場合は、作業場所のほうを収納場所の近くに変更できないか考えてみましょう。我が家では、もともとダイニングテーブルの上でやっていたアイロン掛けを、アイロンの収納場所であるテレビ台の前に変更しました。終わった瞬間に片づけられるので出しっ放しになりません。

3.扉の中に引き出しがある

収納の基本は3アクション。扉なら、開ける→出す→閉じるです。でも扉の中に引き出しを置くと、引き出しの開閉が加わり5アクションに。そうなるともう、使い終わりに収納するのは面倒です。

使用頻度が高いものなら3アクションでも片づけは面倒なもの。出来るだけ1アクションで片づけられるオープン収納がおすすめです。

解決策

まずは引き出し以外の収納方法がないか見直しましょう。同時に、引き出しの収納場所をオープンラック等に変更できないか検討します。それも無理なときは、扉自体を外したり、来客時以外は扉を開けっ放しにするなど割り切った方法も。私のクローゼットも片側に引き出しを寄せて、そちら側の扉は基本開けたままです。

さいごに

いかがでしたか?収納場所が限られるとなかなか思うところに収納出来ずに苦労しますが、発想を転換したり、やっぱり最後は不要なものを処分することで、最適な収納場所が確保できるといいですね。

●記事を書いたのは・・・山田なみ
整理収納アドバイザー。年子姉妹のママで賃貸暮らし転勤族。普通の家で普通の暮らしを、合理的で効率的に。

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