新生活にも野菜のチカラを!リラックス成分「GABA」が多く含まれる野菜6選

2023/03/14
  • 野菜ソムリエプロ・管理栄養士・1児のママ。野菜・果物の「選び方」「保存方法」「簡単レシピ」をご紹介。 もっと見る>>

野菜ソムリエプロで管理栄養士のサンキュ!STYLEライター小島香住です。

春は卒入園・卒入学や就職・転職など、新しい生活が始まる時期。
期待がふくらみ楽しみな反面、環境の変化に慣れるまでは無意識にでも身体はストレスを感じてしまうもの。

そこで、健康成分GABAが多く含まれる野菜をご紹介します。

健康成分「GABA」とは?

まず「GABA」という成分をご存知でしょうか?

GABAと聞くと、チョコレートや飲料に配合されているものが思いつくかもしれません。

γ-アミノ酪酸(Gamma Amino Butyric Acid)の頭文字をとったもので、交感神経の働きを抑え興奮状態やイライラを落ち着かせる作用があるため、リラックス効果が期待できるとされています。
ストレスを和らげたり、睡眠の質を整えたりする作用も期待ができる成分です。

ストレス社会で生活する現代人が求めるリラックス効果に注目が集まり、GABA入りの食品が売られるようになったんですね。

このGABAは、体内にもともと存在する成分でもあり、野菜にも含まれているのですよ。

GABAの多い野菜 6選

なす

まず、定番野菜のなす。
なすには色々な品種がありますが、水なすや丸なすよりも、長なすの方がGABAが多く含まれます。

ミニトマト

こちらも定番野菜のミニトマト。
サラダに加えたり、メイン料理に添えたり、使い勝手のよいミニトマトは常備しておくと重宝するでしょう。

じゃがいも

あたたかい産地では、もう新じゃがの収穫が始まってくる時期。
貯蔵性も高く、常備野菜の定番でもあるじゃがいもはおかずだけでなく、おやつにも使えますね。

からし菜

ピリッとした辛味が特徴のからし菜。高菜やわさび菜もからし菜の仲間です。
若くてやわらかい葉は、ベビーリーフとして食べられています。
また、春先に出回る蕾菜は、からし菜の脇芽を摘んだもの。

馴染みがないように感じますが、意外と身近にある野菜なので、注目してみてくださいね。

にんじん

春に収穫される春にんじんは、みずみずしくやわらかいのが特徴。
サラダやドレッシングなど、加熱しない食べかたがおすすめです。

ピーマン

最後にピーマン・パプリカ。
最近は、GABAを謳ったパプリカも発売されていますね。
ピーマン類は、カットして冷凍保存もできるので常備しておくと便利ですよ。

野菜のチカラで新生活を楽しく迎えよう

野菜には、身体の調子を整える成分が多く含まれています。
ビタミン・ミネラル・食物繊維などは馴染みがあり、意識しているかたも多いですよね。

今回は野菜の栄養素の中でも、まだあまり広く知られていない「GABA」に注目をしてみました。

野菜のチカラでおいしく元気に、楽しい新生活を迎えていきたいですね。


◇記事を書いたのは・・・小島香住(こじまかすみ) 野菜ソムリエプロ/管理栄養士
“野菜はもっと簡単にずっとおいしくなる”
食品メーカーでの営業・商品企画開発・メニュー開発などに従事したのち独立。現在は3歳の男の子を自宅保育しながら、法人向けのレシピ開発を行うほか、WEBサイトやSNSで野菜・果物の情報を発信。セミナー講師としても活動している。

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