大根の下茹でをレンジにまかせたら…うれしいことがたくさん!?

2020/12/13
  • 野菜ソムリエプロ・管理栄養士・1児のママ。野菜・果物の「選び方」「保存方法」「簡単レシピ」をご紹介。 もっと見る>>

野菜ソムリエプロで管理栄養士のサンキュ!STYLEライター 小島香住です。

寒くなってきて、あたたかい食べ物が恋しくなってきましたね。
煮物やおでんに欠かせない「大根」。味がしみてトロンとおいしく仕上げるためには、きちんと下茹でしておく必要がありますが、面倒ですよね?

そんな時は、レンジにおまかせ!おいしい以外にもいろんなうれしいことがあるのです。

レンジを使った大根の下茹で方法

材料

・大根 300g
・水  大さじ2

手順

(1) 大根は皮をむいてから2cm幅ほどの半月切りにし、耐熱皿に入れる。
  (皮は向かなくてもOKですが、むいた方が早く味がしみます!)

むいた皮は浅漬けなどに活用

(2) 水を入れ、ラップをふんわりかける。

ラップはふんわりがポイント

(3) レンジで600W×6分(700W×5分)加熱する。
(4) お皿に残った水を捨る。

これで下茹では完了です。あとは煮汁などで煮込んでいきます。

うれしいこととは!?

短時間でしみしみに

レンジ加熱した大根は水分が蒸気で抜けている、いわば脱水状態。この状態の大根を煮込むと煮汁をぐんぐん吸うので、10分も煮込めばしっみしみに仕上がります。

時間のかかるイメージのある煮物料理が、短時間でおいしく仕上がるのはありがたいですよね。煮込みすぎないので、煮崩れもしにくいのもうれしいポイント。

レンジ掃除が同時にできる

大根をレンジで加熱すると、たくさんの蒸気が出ます。普段から、料理の温めなおしや下処理でレンジを使うことは多いと思いますが、蒸気の量が段違いなのです。

大根は水分がとても多い野菜。レンジ加熱することで水分が蒸気となって抜け、大根はしんなり、庫内は蒸気がたっぷりになるわけです。

蒸気で庫内の汚れが浮いたところで、ふきんやダスターなどでサッと拭きとるだけ。レンジ用のお掃除シートを使わなくても十分にきれいにすることができます。

大根の下茹でをレンジにまかせたら うれしいことがいっぱい

・下茹で用の鍋がいらない
 (→洗いものも減る)
・味しみが良くなる
・煮込み時間が短くなる
 (→煮崩れもしにくい)
・レンジもピカピカ

大根の下茹でをレンジにまかせたら、こんなにもうれしいことがありました。
これから年末にかけては大掃除をする方も多いと思います。レンジ掃除は、大根の煮物を作る時に一緒に済ませてしまいましょう。


◇記事を書いたのは・・・小島香住(こじまかすみ)
野菜ソムリエプロ&管理栄養士。男の子(1歳)のママ。子育てをしながら、野菜・果物を“おいしく食べて” “キレイに健康”になるレシピや保存のコツを紹介しています。

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