【野菜ソムリエが解説】実はダイエットの強ーい味方!?「さといも」
野菜ソムリエプロで管理栄養士のサンキュ!STYLEライター小島香住です。
おうち時間が増え、体重が気になりだした!という方も多いのではないでしょうか。今年こそはダイエットするぞ!と目標を掲げている方もいるかもしれませんね。
ダイエット中の食事でまず気になるのが、ごはんやいも類に含まれる「糖質」。さといもはいも類ですが、実はダイエットの強ーい味方だということをご存知でしょうか!?
今回はさといもの栄養と機能性について解説します。
いも類の中で最も低カロリー&低糖質
さといもは、いも類の中で最もカロリーが低く、炭水化物(糖質)も低いのです。
エネルギー量(100g当たり) ※日本食品標準成分表2015年版(七訂)
・さといも 59kcal
・じゃがいも 81kcal
・さつまいも 163kcal
(・ごはん 168kcal)
炭水化物量(100g当たり) ※日本食品標準成分表2015年版(七訂)
・さといも 13.4g
・じゃがいも 18.1g
・さつまいも 39.0g
(・ごはん 37.1g)
むくみ改善でスッキリ
むくみは、体内のナトリウム値が高くなると水分を溜め込むため起こる現象。浸透圧の原理ですね。このナトリウムを排出する働きをするのが「カリウム」です。
さといもは、カリウムを豊富に含んでおり、むくみ改善や高血圧予防の効果も期待ができます。
むくみがとれるだけで、ふくらはぎや顔周りはスッキリしますよね。
優秀なねばり成分
さといもの味覚の魅力でもある「ねばり」。
オクラやながいもなどにも含まれるねばり成分と同じもので、食物繊維の一種です。胃や腸の粘膜を保護し、血糖値の上昇を抑える働きをしてくれます。
食物繊維は余分な脂質の排出を促してくれる作用もあり、お通じ改善にもつながるので、ダイエット中には特に欠かさず食べたいですね。
皮をむく時には、ねばりは洗い流しすぎないようにしましょうね!
【ミニ知識】さといもの鮮度の見分け方
皮が茶褐色で少し湿り気のあるもの
縞模様がハッキリしているもの
あまり品質の良くないもの
皮に傷やひび割れがあるもの
煮えにくく、味もあまり良くないので、できれば避けましょう。
皮が緑色になっているもの
緑色になっている部分は、土から出てしまって日焼けをしているので、取り除くようにしましょう。
便利な下処理済み商品の活用も
ダイエット中だからいも類は避けておこう…と思っていた方も多いかと思いますが、さといもは、低カロリーで低糖質、カリウムと食物繊維が豊富で、ダイエット中にはうれしい食材。冷凍や下処理済みの便利な商品もありますので、上手に活用するのもおすすめです。
バランス良く食べて、適度な運動も取り入れながら、たのしくダイエットができると良いですね。
◇記事を書いたのは・・・小島香住(こじまかすみ)
野菜ソムリエプロ&管理栄養士。男の子(1歳)のママ。子育てをしながら、野菜・果物を“おいしく食べて” “キレイに健康”になるレシピや保存のコツを紹介しています。