意外と知らない「給与明細」正しく確認するための3つのポイント

2020/10/08
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会社からもらう「給与明細」
総支給額、控除額、振込金額を
なんとなく確認して終わっていませんか?

「給与明細」は
どれだけの収入を得て
何に対していくら支払っているのか
様々な項目に分けて記載されています。

ごく稀に「給与明細」が間違っていることもあります。

今回は、「給与明細」の正しい見方についてご紹介します。

ポイントその1 勤怠

「勤怠」とは、
勤務日数、欠勤日数、残業時間、休日出勤日数、
有給消化日数、有給残日数など
実際に勤務した日数や時間のことを表しています。

明細を受け取ったら
出勤日数や欠勤日数、残業時間などが実績と差異がないか
確認をするようにしましょう。

特に、残業時間などは間違いが発生しやすいです。

ポイント2 支給

「支給」とは、
基本給、役職手当、家族手当、住宅手当、
通勤手当、時間外手当、出張旅費など
会社から支給されるさまざまな手当のことです。

企業によって手当の名称は異なりますので
一度、どのような手当が支給されているのかご確認下さい。

ポイント3 控除

「控除」とは、
健康保険料、介護保険料、厚生年金保険料、
雇用保険料、所得税、住民税など
給与から差し引かれるお金のことです。

知っておいた方がいい控除を簡単にまとめました。
⚫︎健康保険料…
治療や投薬にかかる医療費の負担を軽くする保険
また、病気やけがのための傷病手当金や出産育児一時金など
給付金が支給のため

⚫︎介護保険…
自力での生活が困難になったときに介護サービスなどを受けるための保険
※40歳から64歳までが加入

⚫︎厚生年金…
定年退職後の公的年金
また、現役中に障害を負ったときの障害年金
死亡したときの遺族年金のため

⚫︎ 雇用保険料…
次の職に就くまでの失業保険や
ハローワークで職探しの支援のため

⚫︎ 所得税…
所得の額に応じて国に納める税金

⚫︎ 住民税…
毎年1月1日時点に住民票がある住所地の市区町村に納める税金


基本的なチェックするポイントがわかれば
万が一ミスがあった時にも気付くことができます。

また、社会人として自分が働いて得た給与や
納めている保険料や税金について
しっかりと理解しておきましょう。

この機会にぜひ、ご自身の「給与明細」
とじっくりと向き合ってみてください。

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