
どうして物を手放せないのか
サンキュ!STYLEライターで整理収納アドバイザーのnocoです。物が増えすぎることが片づかない最大の理由ですが、物を手放すのは難しいと感じませんか。物を減らさなくてはいけないと思っているのにできないのはどうしてなのでしょうか。心理的な理由について今回は取り上げてみます。
物に過去の思い出や感情が結びついている

物が手放せない人の心理には、さまざまな背景や理由が存在します。まず、物に対する愛着が強い場合があります。これは、過去の思い出や感情がその物に結びついているためです。物を手放すことが過去の一部を失うように感じられることがあります。
不安や安全への欲求が影響している
また、物を手放せない背景には、不安や安全への欲求が関係していることもあります。物を持っていることで、心の安定感や安心感を得ることができると感じる人もいます。これは、特に変化や不確実性に対する恐れが強い場合に顕著になります。物が多ければ多いほど落ち着くという方はこの心理が強い傾向にあります。
社会的な要因
さらに、社会的な要因も影響します。消費文化の中で、物を所有することが成功や豊かさの象徴とされることがあります。そのため、物を手放すことは社会的な地位や評価の低下を恐れる行動とも言えます。
自己の一部を失うような感覚
物そのものが自分自身の一部のように感じてしまう場合があります。物を手放すことは自分の体の一部を失うことになり、実際に心の痛みとして感じられるのです。物の手放しを進めていくことで自分が傷ついていく感じがするため、避けるようになるのです。
物を手放すことは未来の自分を作る大切な作業

多すぎる物や不要な物を手放すことで片づけは進む場合が多いです。
痛みを伴う辛い心理的な影響があることを理解した上で、片づけのメリットも意識してみましょう。心に痛みを感じたとしても、今の状況を続けていき状況が悪化した後に行う片づけには痛みが大きくなります。一人で抱えすぎず、周りの信頼できる人に気持ちを理解してもらったり、実際に協力してもらうことも考えて行きましょう。
この記事を書いたのは、サンキュ!STYLEライターで整理収納アドバイザーのnocoです。片づけで暮らしをラクに楽しくをテーマに発信活動をしています。