まんまとハマっていませんか?掃除嫌いさんの陥りがちな3つの罠
整理収納アドバイザー、サンキュ!STYLEライターのたけうちゆうこです。
主婦歴約15年のわたしですが、家事の中でも掃除はあんまり好きではありません。
でもやっぱり快適に暮らしたい。家族も自分も心地よく過ごせるように、そして掃除もできるだけ気楽に取り組めるよう日々工夫をしています。
掃除に対して前向きに取り組めなかったころは、一生懸命掃除した部屋を家族に一気に汚されたり散らかされたりすることに無性に腹が立って仕方ありませんでした。それはある3つの罠にまんまと引っかかっていたからなんです。その罠について、今日はご紹介します。
1、掃除を一気にやろうとする
汚れは使っているうちに日々蓄積されていきます。
特に、洗面所、トイレ、お風呂、キッチンなど水回りは汚れやすいところ。掃除をするのがめんどくさいので汚れを見て見ぬふりして過ごすこともよくありました。
そして汚れが溜まれば溜まるほどやる気もダウン。そんな負のスパイラルから抜けるためにこまめに掃除をすることにしました。
洗面所には、マイクロファイバークロスを置いて使った後の水滴を拭きとる。トイレは一日一回トイレットペーパーとアルコールでサッと拭き掃除。お風呂も排水溝にたまったゴミは毎日取って、お風呂に入る時についでに掃除。
こまめにやることが掃除のめんどくささを回避する最大のポイントでした。
2、洗剤や道具を揃えまくる
お店に行くといろいろな洗剤が売っていたり、インターネットでもあふれるぐらいお掃除に関する情報がありますよね。特に大掃除の季節にはこれでもかというぐらい宣伝されています。
わたしも掃除嫌いで「この洗剤を使えばきれいになるかも」「この掃除道具使いやすそう!」という理由で様々な洗剤や道具を揃えてきました。しかし使ってみても汚れが落ちにくかったり使いにくかったり、しまい込まれてしまったモノもたくさんありました。
使わないモノに収納スペースを取られ、無駄にお金を使ってしまっていました。
現在、オキシクリーンとクエン酸、セスキ炭酸ソーダをメインに掃除に使っています。ほとんどの汚れはこれで落ちます。ほかにも補助的に何種類かの洗剤も持っています。
キッチン泡ハイターはカビキラーと成分がほとんど同じだったことが分かり、今はキッチン泡ハイターをお風呂や洗面所の排水溝の掃除に使っています。
キッチン泡ハイターという名前だからと言って、キッチンの掃除にだけ使わなくてもいいんです。
3、一人で抱え込むこと
おうちは家族みんなの過ごす大切な場所。だからこそ清潔に、気持ちのいい空間でありたいと思います。
以前は自分一人でやらなければならない、わたしは家庭を守る主婦だから自分の責任で掃除をしなければならない、と思い込んでいました。
娘は赤ちゃんの頃、食物アレルギーとハウスダストアレルギーが分かり、さらにアトピー性皮膚炎を発症してしまいました。肌がみるみる荒れてしまい、全然良くならないのは掃除の苦手なわたしの責任だと自分を責めました。一日2回掃除機をかけ、粘着クリーナーはいつも手元に置いて過ごしていた時期もありました。
娘のアトピー性皮膚炎は治ったものの掃除が苦手なのは変わらず。お片付けもままならない暮らしにうんざりしていました。
お片付けをするようになったことがきっかけで、掃除ってもっと気楽にやっていいんじゃないかと思えるようになり、掃除へのハードルがかなり低くなりました。
それからは子供たちも少しずつ掃除のやり方を伝え、家族の一員として参加してもらっています。子供はママが楽しそうに掃除をしていると、まるで遊ぶように楽しんで一緒にやってくれますよ。
そして家族みんなが手に取りやすい場所に掃除道具を配置したことで、主体的に掃除してくれるようになりました。
特に年長の息子は「あ、汚れているところ発見!」と言って、階段に吊るしたミニほうきとちりとりを出してきて、ササッと掃除してくれるようになりました。家族で一番のきれい好きです。
最後に
わたしがハマっていた3つの罠から抜け出したことで、掃除は以前より気楽にやれるようになりました。一人で掃除をしなければいけないという勝手な思い込みもなくなり、肩の荷が下りました。
生活していれば汚れるのは当たり前のこと。家族みんなが気持ちよく過ごすために家族が力を合わせることは大切なことだと感じています。
掃除がめんどくさいなと思ったら、罠にハマってる可能性大。掃除は一気にやらなくても、いろんな道具を揃えなくても、一人でやらなくても大丈夫ですよ。
◆この記事を書いたのは…たけうちゆうこ
整理収納アドバイザーで小4娘と年長息子の母。
ズボラでめんどくさがりでも、大好きなおうちで大好きな家族と快適にここちよく暮らせる方法を模索中。