片付かない原因は性格にあり?片付けのプロによる性格別の解消法

2021/02/21
  • 大好きなおうちで家族と快適に過ごす方法を日々模索する整理収納アドバイザー。小学5年生と1年生の母。 もっと見る>>

整理収納アドバイザー、サンキュ!STYLEライターのたけうちゆうこです。

わたしは元々片付けが苦手でした。整理収納アドバイザーになり、自分と同じようにお片付けに悩んでいる人のお話をたくさん聞いてきました。その中で、お片付けに悩んでる方の性格にはいくつかの共通点があることに気付きました。
今回はどんな性格の人が片付けに悩みやすいのかを、片付けのプロの目線で解説していきます。またその悩みを解消する処方箋についてもご紹介します。
もし自分にもこういう傾向があるかも、と思った方はぜひ参考にしてみてください。

完璧主義

いったんやったらきちんと最後までやらなければいけない、そんな風に考えてしまいがちなのが完璧主義の方。真面目で最後までやり遂げるところがとても素晴らしいのですが、頑張りすぎてしまいがち。
しかし、やると決めるまでが長かったりするのがこの完璧主義の方の特徴です。完璧にやろうとすると時間がかかるのは当たり前。だけどそんなまとまった時間が作れない、散らかった状態が気になりつつあとまわしになっているのが現状ではありませんか?

そんな完璧主義の方に対する処方箋は、以下の2つです。

(1)小さな箇所から気楽に手を付ける
広い場所からやろうとすると時間がかかってしまいますが、小さな引き出し一つからであれば15分もあればできてしまいます。
キッチンのカトラリーのケースだけ、メイクポーチの中だけ、自分のお財布の中だけ、そんな小さな箇所からやって、成功体験を積んでいくのをおすすめします。

(2)ゴール設定を細かくする
最終的な目標は定めつつ、小さなゴールを設けましょう。
例えば、「モノをできるだけ出さずスッキリ掃除のしやすいキッチン」を目標にするとします。そのためには収納スペースにモノをしまうことが必要なので持ち物の見直しをしていきます。その際に
・○月×日までに食器棚の見直しをする
・○月△日までに鍋とキッチンツールの見直しをする
・○月□日までに食品の見直しをする
など、だいたいの日付とやることを決めます。全部を一気にやろうとするのは大変なので、少しずつ無理のない範囲でやっていきましょう。そして、できたら自分をほめてくださいね。

優しい

優しい人はモノが捨てられないことが多々あります。
例えば人からもらったけどあまり気に入らなかったプレゼント、謎のお土産、人形やぬいぐるみなどなど。優しい人はヒトの気持ちやモノの気持ちに感情移入しやすいのが原因で捨てられないのです。

そんな優しい人への処方箋は以下の2つです。
(1)モノとヒトの心を切り離して考える
○○さんからもらったから、▲▲さんの結婚記念の引き出物だから、そんな風に気に入ってもいないモノを持ち続けてはいませんか?
使われないモノは捨てたも同然。棚の奥にしまい込むぐらいなら少しでも使ってみましょう。少しでも使ってみてどうしても気に入らなければ他の人に譲るなどを考えてみるといいです。くれたモノは受け取れなかったとしても、くれたヒトの気持ちをありがたく受け取りましょう。

(2)人形やぬいぐるみの処分方法を知る
優しい人が捨てられないモノの中に、人形やぬいぐるみがあります。人や動物の形をしているので心が宿っているようで捨てられない、そんな気持ちはとてもよくわかります。
捨てる時はキレイなビニール袋に処分したい人形やぬいぐるみを入れます。その中にお清めとして塩を一つまみいれありがとうの気持ちを込めて袋を閉めます。
また、ぬいぐるみを寄付できる団体もあります。処分するよりは寄付した先で使ってもらえたらうれしいことですよね。

さいごに

いかがでしたでしょうか。
今回はお片付けな苦手な意外な性格を2つご紹介させていただきました。
完璧主義な人は真面目で頑張り屋さんな分、ちゃんとしないとと思いがちですが、お片付けは失敗しつつ進めることだと認識することが完璧主義さんのお片付けの第一歩かなと思います。
また、優しい人はその優しさをモノや他人に向けるより前に、ぜひご自身に向けて自分が理想とする暮らしを手に入れてもらいたいなと思います。

◆この記事を書いたのは…たけうちゆうこ
整理収納アドバイザーで小4娘と年長息子の母。
ズボラでめんどくさがりでも、大好きなおうちで大好きな家族と快適にここちよく暮らせる方法を模索中。

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