キッチンが使いにくいと感じたら!チェック2項目と収納方法のコツ

2021/04/10
  • 大好きなおうちで家族と快適に過ごす方法を日々模索する整理収納アドバイザー。小学5年生と1年生の母。 もっと見る>>

整理収納アドバイザー、サンキュ!STYLEライターのたけうちゆうこです。

食べること、料理することは毎日のことですよね。キッチンを使いやすい状態にしておくと料理をすることはもちろん片付けやすかったり、在庫の管理がしやすくなり、節約にもつながるなどいいことがいっぱい。
今回は、キッチンが使いにくい!と思ったらチェックしてほしい2つの項目と収納のコツについてご紹介します。

1、量は適正か

食器類

食器棚に対して食器の量が多すぎではありませんか?1年以上使っていない食器は見直しの対象です。処分しない理由ではなく、使わない理由を考えてみましょう。洗いにくいから、重いから、他の食器の方が使いやすいから、見た目があまり気に入らないから、などいろいろな理由が出てくると思います。
食器は重ねることで収納量はアップします。しかし使いやすさを考えると食器を何枚も重ねない方がベターです。
自分や家族にとって必要な食器の種類や数をノートに書きだしてみるのもおすすめです。

調理器具

鍋やフライパンなどの調理器具、何をどれだけ持っているか把握していますか?
我が家ではフライパンは深めの28センチ、卵焼き用の2つ、鍋は大きさの違うのを4つと厳選したモノを使っています。
IHの同時調理も2ヶ所までしかしないので、あまり多くの鍋やフライパンがなくても不便を感じたことはありません。
1年以上使っていない鍋やフライパンは食器類と同じく使っていない理由を考えてみましょう。加工のはがれているフライパンは処分し、同じサイズのモノが必要であれば買いなおしましょう。

食材

食材のストックはどれくらい持っていますか?買い物をしたものの入れられる場所がなくて困ってしまい、空いている適当なスペースに放りこんだことはありませんか?量が多すぎてしまい、どこになにがどれくらいあるのか分からないとなると本末転倒です。
それを解消するために、買い置きのストックを1ヶ所にまとめてみましょう。我が家ではカップボードの一番下をストックのスペースにしています。何かがなくなったらまずはここを確認し、使ったら購入するというサイクルです。
ストックのスペースは7割収納を目安にします。急にお菓子などのいただき物をした時でも、置く場所があるので出しっぱなしになってしまうことはありません。

2、収納する場所や方法は適切か

食器・調理器具

収納場所は腰高から目線がゴールデンゾーン。
よく使う食器はカップボードの一番上の引き出しに。その中でも手前によく使う食器を収納しています。
鍋やフライパンはワークトップ下のスペースにファイルボックスを使って立てて収納しています。上からも見やすく、取り出しやすくしまいやすい収納になっています。


食材

冷蔵庫は開けた時に、どこになにがどれくらいあるのかがパッと分かりやすいことが重要です。肉や魚はここ、作り置きの食材はここ、調味料類はこことある程度の場所を決めておくのをおすすめします。
賞味期限が近いものは手前に置いて見やすくしておくと忘れずに消費できます。
使いかけの食材も1ヶ所にまとめておくことをおすすめします。まとめておくことで、使いかけがあるのに新しいモノを開けてしまうということがなくなります。

◆収納のコツ

日常よく使うモノを「手前」「腰高から目線の高さ」に、その反対にあまり使わないモノは「奥」または「低いところ」「高いところ」を意識して収納します。

例えば我が家では2軍のキッチンツールやあまり使わない日本酒のとっくり、防災用の備蓄の食品などは箱にまとめてカップボードの上の方へ。カップボードの下の中段の奥には来客があった時に使う平皿や湯のみなどを収納しています。
キッチンが狭いとお悩みの方こそ、使いやすい場所には使用頻度の高いモノだけを置くようにしましょう。

また一緒のタイミングで使うモノは一緒に収納しておくのが便利です。
例えば、お弁当箱とお弁当用のピックやおかずカップ、包むための巾着やランチクロスを一緒に収納したり、お菓子作りに使うケーキ型と泡立て器を一緒に収納しておくとまとめてさっと出せるので時短につながります。

最後に

整理収納の理論はとてもシンプル。必要なものを必要なだけ、最適な場所へ置くこと。
キッチンが使いやすい場所になると、毎日の食事作りがちょっぴり、いや格段に楽しくなるかもしれません。もし料理を作るのがめんどくさいなと思ったら、キッチン収納を見直してみることを検討してみてはいかがでしょうか。

◆この記事を書いたのは…たけうちゆうこ
整理収納アドバイザーで小5娘と小1息子の母。
ズボラでめんどくさがりでも、大好きなおうちで大好きな家族と快適にここちよく暮らせる方法を模索中。

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