【防災】親子で共有したい発雷時の安全行動のはなし

2022/06/21
  • 整理収納アドバイザー&防災士。「始めやすく続けやすい」をテーマに生活関連情報を発信。 もっと見る>>

こんにちは。整理収納アドバイザー兼防災士でサンキュ!STYLEライターのみぞてんです。

不安定な大気の影響から、発雷に関する話題を目にすることが多くなりましたね。

過去に幾つもの落雷被害が発生しており、身近な危険の一つです。

避難行動

昔からよく言われるように、雷は高い物体に落ちる傾向があります。ですから落雷の接近を感じたら、比較的安全と言われている場所への避難が鉄則です。

気象庁によると避難場所として以下の場所が望ましいと言われています。
・鉄筋コンクリート建築
・乗用車・バス・電車などの車中。オープンカー不可。
・木造建築なら電化製品、壁、窓から1m離れた位置

避難場所が見当たらない場合

雨が降っているとつい木陰などに身を寄せたくなりますが、雷雨時には大変危険です。

樹木であれば2m以上、建物であれば4m以上離れましょう。その上で身を低くしつつ接地面が少ない体勢をとり、雷雲が通り過ぎるのを待ちます。

また雷が通り過ぎたと思っても油断せず、そのまま20分留まり、安全を確認して移動することが推奨されています。

情報収集と予兆

リスクをさげるのに有効な行動として、前述の行動に加え情報収集と予兆の察知が挙げられます。

テレビ、ラジオ、インターネット等を活用して天気予報と雷注意報を入手しましょう。警戒するべきキーワードは「大気の状態が不安定」「雷を伴う」などです。昨今では気象情報に特化したアプリや自治体SNSからの情報収集もおすすめです。

また肌で感じる予兆としては「突然冷たい風が吹いてくる」「真っ黒な雲が近づいてくる」「雷の音が聞こえる」といった例があげられます。

ぜひ予報や予兆を有効にご活用ください。

絶対の安全ではない

ここまで落雷時の避難行動についてご紹介しましたが、あくまで一部の行動例です。自然現象が相手のこと。絶対の安全を保証するものではありません。

その時々で知識を活かしつつ臨機応変に対応する柔軟さが肝要です。

まとめ

このようにご紹介した理由には、数年前に目にしたゾッとする光景があります。真横に避難できるコンクリートの建物があるにもかかわらず、近距離に落雷しているのに子ども達が屋外で活動し続けていました。しかも大人の監督下にも関わらずです。

監督者が必ずしも避難行動の知識を持っているとは限りません。お子さんにも知識を共有することが、リスク回避の可能性を高めてくれます。

知識は保管場所がいらない防災グッズのようなものですから、ぜひご家族で共有なさってください。

◆この記事を書いたのは…みぞてん
子育て経験と専門知識を基とし、子育て家庭に寄り添った防災備蓄収納を得意とする整理収納アドバイザー兼防災士です。特技は料理。

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