【暮らしやすさ×防災】整理収納と防災のプロがマグネット収納を愛用するワケ

2021/12/14
  • 整理収納アドバイザー&防災士。「始めやすく続けやすい」をテーマに生活関連情報を発信。 もっと見る>>

こんにちは。整理収納アドバイザー兼防災士でサンキュ!STYLEライターのみぞてんです。

最近では様々なデザインや、痒いところに手が届くアイデアが光るマグネット収納が発売されています。愛用の方も多いのではないでしょうか。

今回は整理収納と防災のプロである私がマグネット収納を愛用している理由をご紹介します。

実は危険な小物の飛散

防災対策と聞くと家具固定や備蓄が思いつきがちですが、実は小物の固定も重要です。大きな揺れで吹き飛んだ小物が頭に当たる、停電で暗闇の中飛散した小物に躓くなど、過去の災害でも多くの実例があります。重量のあるレンジすら飛ぶことがあるそうですから、飛ぶ勢いを想像なさってください。

対策の例として、コンセント固定の震感ライトの設置、小物をテープで固定、棚板に滑り止めシートを敷くなどが挙げられます。

小物固定の欠点と解決策

しかし、何もかも固定すると日常生活の妨げになりかねません。日々の掃除も大変になってしまいますね。

そこで私が活用しているのは、マグネットタイプの収納。磁力で固定できる上に、動かしたい時にはすぐに移動できることが利点です。

特に活躍しているのは被災時に避難経路となる玄関。避難経路の安全確保は重要な防災対策の一つです。使用頻度が高く出しっぱなしにしておきたいマスク・除菌スプレー・傘を扉に貼り付けています。

なお収納グッズは磁力が強力なものを選び、防災専用グッズではありませんから過信せず、割れにくく軽量なアイテムの収納に限定するようご留意ください。

整った部屋のキープに役立つ

一方、日常生活面ではどうでしょう。

第一に収納が維持しやすいことが利点だと感じています。なぜなら、あらかじめ用途が明示されている場合が多いのでアイテムごとの定位置を決めやすく使ったら元に戻すだけ。加えて、壁面に貼り付けぱなしですからワンアクションで収納できる簡単さも理由です。

第二に浮かす収納で掃除がしやすい点も挙げられます。掃除機やモップがけの際、たびたび持ち上げずに済みますね。さらには本体自体も汚れが落ちやすい素材の商品を選択すれば、少ない労力できれいな部屋の維持に役立ちます。

まとめ

以上、暮らしやすさと防災を両立したい方にオススメのマグネット収納のご紹介でした。

日常の延長の小さな工夫でできる事もたくさんあります。収納グッズを買い替えるとき、防災目線でちょっと見ることから始めてみませんか?

なお、防災目的で開発された商品ではないため、被災時の安全を確約するものではありません。あくまで被害の軽減を目指した対策です。

固定したことを過信せず、発災時には周辺状況をよく確認し臨機応変に、ご自身と大切な人の身を守るための行動をとりましょう。

◆この記事を書いたのは…みぞてん
子育て経験と専門知識を基とし、子育て家庭に寄り添った防災備蓄収納を得意とする整理収納アドバイザー兼防災士です。特技は料理。

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