【韓国文化】これこそが本物のビビンバだ!本場韓国の家庭で食べるビビンバの実態とは!?
皆さん、こんにちは!STYLEライターJUMIJUMIです。
私は韓国留学を機に韓国文化に魅了されマニア歴15年以上!毎日の食事・ドラマや音楽など、日々の生活に韓国文化が浸透しています。
韓国の代表料理ともいえるビビンバ。もはや日本でも顔馴染みですよね。
今回はそんなビビンバが韓国の家庭でどのように食べられているのか、その秘密についてご紹介したいと思います!
そもそもビビンバってどんな料理?
ビビンバはハングルでは「비빔밥」と書きます。「비빔(ビビン)」が混ぜる、「밥(バ)」がご飯という意味です。
大きなどんぶりに盛ったご飯の上にナムルや肉や卵など様々な食材をのせ、コチュジャンやごま油などで味付けし、全体をよく混ぜて食べる料理です。
日本では焼肉店のご飯メニューとして定番でしたが、すき家や松屋などの大手牛丼チェーンでもメニュー化されたり、学校給食でも見かけるようになりました。
熱々に熱した石の器で食べる石焼ビビンバも人気ですね。
韓国では「全州ビビンバ」が最も有名で国の無形文化財にもなっています。
牛骨スープでご飯を炊いて20種類以上の具材がのっているのが特徴。全州のある全羅北道は朝鮮半島の南西部に位置していて、海・山・平野があることで様々な食材に恵まれ「食の都」と呼ばれています。
韓国旅行に行った際に全州まで足を運ぶのは大変ですが、ソウルにも全州ビビンバの名店はあります。明洞の「全州中央会館」、仁寺洞の「古宮」などが有名なので要チェック!
その他に各地の名産を使ったご当地ビビンバや、ヘルシーな野菜中心のオーガニックビビンバなど、様々な形で進化を続けています!
韓国の家庭で食べるビビンバの本当の姿とは?
ここまでで説明したビビンバは、あくまでもお店で食べるものです。
それでは韓国の家庭ではビビンバはどのように食べられているのでしょうか?
結論から言うと、ビビンバは家庭でわざわざ作って食べるものではありません!
というのもビビンバの起源には諸説ありますが、祭祀や旧正月などにお供物を用意し、残ったた物をご飯にのせて混ぜながら食べた言われています。
つまりビビンバのために各種具材を作るのではなく、今ある(残っている)具材をご飯に入れてしまうというのがビビンバの本来の姿なのです!
韓国の家庭では冷蔵庫にミッパンチャンと呼ばれる常備菜がいくつも入っているのが一般的。
キムチだけでも数種類、その他にナムルのような和物や炒め物など、その食材に合う味付けや調理法で作られた副菜をいいます。
韓国料理店に行くと注文したメニュー以外におかずが何種類も出てきたことがありませんか?それがまさにミッパンチャンです。
韓国の家庭ではそのミッパンチャンを利用し、忙しくて料理ができない時や自分1人の簡単な食事、小腹が空いた時や子供のおやつなどに、ビビンバを作って食べるのです。
一つ一つが副菜としてきちんと味付けされているので、混ぜることで色々な味が重なり美味しくなります!
韓国ドラマでも冷蔵庫からタッパーを何個も出して、ボウルにご飯とおかずを適当に入れてスプーンで混ぜて食べるというシーンがよく出てきます。
これこそが本当のビビンバ!私のビビンバはこれだ!
私もこの韓国の家庭式ビビンバを、1人のお昼ご飯によく食べています。
冷凍のご飯をチン!そこに残ったおかず、常に冷蔵庫に入っているキムチと納豆、韓国式目玉焼きのケランフライをのせます。(ケランフライは多めの油で両面を焼くのがポイントです!)
味付けはコチュジャンをお好みの量と、全体にごま油をひと回し。海苔や胡麻をかけてもいいですね!
あとは全体をとにかくよく混ぜれば完成!これこそが本当のビビンバだ!
韓国ドラマを見ながらビビンバを食べるのが至福の時間です。
もし冷蔵庫にキムチやおかずが残っていたら、ぜひ韓国の家庭式ビビンバをお試しください!
◇この記事を書いたのは:JUMIJUMI
●ハンドメイドラタン雑貨のネットショップを運営
●韓国留学経験を活かし、韓国ドラマの解説や韓国アイテムを紹介
●薬膳フードデザイナーとして家庭で簡単に取り入れられるような薬膳料理やライフスタイルを提案。障害のある娘の体調管理に活かすため資格取得。