いよいよ梅雨入り!「雨」が印象的な韓国ドラマ&韓国映画おすすめ6選!

2022/06/09
  • 薬膳コーディネーターの資格を持つ2児の母。好きなことは韓国ドラマ、K-POP、ハンドメイドです。もっと見る>>

皆さん、こんにちは!STYLEライターJUMIJUMIです。
私は韓国留学をきっかけにその魅力にどっぷりハマり、年間50本以上のドラマや映画を字幕なしで楽しむ韓国大好歴15年以上のマニアです。

さて関東は例年より早く梅雨入りし、梅雨の期間が長くなりそうですね。
雨が多いとお出掛けもままならず憂鬱な気分になることもありますが、どうせ降る雨ならば楽しんでみてはいかがでしょうか!
そこで今回は雨の日に観るともっと楽しめる【雨が印象的な韓国ドラマ・映画】をご紹介します。

おすすめドラマ1:『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』

高麗時代の武臣だったキム・シン(コン・ユ)は神の悪戯で不滅の命を持つトッケビとなり、900年もの時間を生きてきました。その命を終わらせることができるのは、トッケビの胸に刺さっている剣を抜くことができる「トッケビの花嫁」だけです。

幽霊が見える不思議な力を持つ高校生のウンタク(キム・ゴウン)は、ある日道ですれ違ったシンを一瞬でトッケビだと見破り、「私がトッケビの花嫁だ」と主張します。
ずっと命の終わりを待ち望んでいたシンですが、天真爛漫なウンタクと過ごすうちに心が揺れ始め、1人孤独に生きてきたウンタクにとってもシンは生きる希望になります。
しかしトッケビの不滅の命を終わらせるという役目を果たしていないウンタクに、次々と死の危険が迫ってきて…。
涙なしには観られない、愛と感動のファンタジーラブロマンスです。


<この作品の雨ポイント!>
「トッケビ」とは韓国の昔話によく出てくる精霊のようなものです。日本で言うところの座敷童や福の神のように、人間にちょっとした悪戯をしたり福をもたらしたりします。

このドラマ内では「トッケビが憂鬱だと雨が降る」という設定で雨のシーンがたくさんあります。ウンタクとシンが出会った日も雨。そして堤防で1人雨に打たれるウンタクにシンが傘を差し出すシーンは、この作品の代表的な名場面です!

おすすめドラマ2:『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』

35歳のジナ(ソン・イェジン)は結婚目前で彼氏に浮気され別れることになり、家では早く結婚しろ母親に干渉され、会社では上司によるセクハラに悩まされていました。
そんなある日、20年来の親友ギョンソンの弟ジュニ(チョン・ヘイン)と数年ぶりに再会します。それぞれの会社が同じビルに入っていることから顔を合わせる機会が増え、徐々に惹かれ始める2人。
しかし条件のいい相手と結婚させたいジナの母親は激しく反対し、ジナとギョンソンの関係も拗れてしまいます。2人は愛を貫くことができるのでしょうか…。


<この作品の雨ポイント!>
ちょっと生意気だけど、ストレートに愛情表現してくれる可愛い年下男子との恋にキュンキュンが止まらない本作!
雨のシーンは決して多くないですが、赤い傘を2人でさして歩くシーンは代表的な名場面。2人の距離が縮まる大事なシーンであり、その後この赤い傘が重要なアイテムになっていきます。

おすすめドラマ3:『ラブレイン』

1970年代のソウル。大学の美術学科に通うイナ(チャン・グンソク)はある日、わずか3秒で恋に落ちました。その相手は家政学科に通うユニ(ユナ)です。
雨の日に傘を持たずにいるユニを見つけたイナは、慌てて教室内を探し傘を見つけてユニに差し出します。この日から互いの距離が縮まっていきます。
しかしイナの親友ドンウクもユニに積極的にアプローチを始め、様々な出来事が2人の恋を妨げます…。

時は経ち2012年。イナの息子でフォトグラファーのジュンと、ユニの娘でガーデナーをしているハナ(ユナ)は最悪な出会いを果たしますが、徐々に互いが気になる存在に…。
2世代に渡って綴られる運命の愛の物語です。


<この作品の雨ポイント!>
タイトルが『ラブレイン』ですからとにかく雨がキーポイント!
イナがユニに差し出した傘は壊れていましたが、壊れた黄色い傘を肩を寄せ合いながら使うシーンにはピュアな初恋のトキメキが詰まっています。
その後も雨と黄色い傘はとても重要なシーンで登場します。

おすすめ映画1:『Be With You ~いま、会いにゆきます~』

日本映画『いま、会いにゆきます』の韓国版です。
「雨の季節に帰ってくる」と言い残してこの世を去ったスア(ソン・イェジン)。最愛の妻を失ったウジン(ソ・ジソプ)は、息子ジホを1人で必死に育てていました。

1年が過ぎた雨の日、生前と変わらぬ姿でウジンとジホの前に突然現れたスア。驚きと喜びに溢れる2人ですが、スアは全ての記憶を失っていました。
確かに自分がいた痕跡が残る家で、スアはウジンから出会いや結婚までの馴れ初めを聞きます。次第にスアはウジンを愛していたことを確信し、家族3人で過ごす時間に幸せを感じるのですが、同時にこの幸せな時間の終わりも近づいていました…。

なぜスアは帰ってきたのか。その理由が明らかになった時、涙を流さずにはいられないでしょう。愛と感動に溢れた名作です。


<この作品の雨ポイント!>
まさに梅雨の季節を描いた作品です。憂鬱な気分になりやすい梅雨ですが、この作品では梅雨の間が幸せな時間であり心が温かくなります。雨の情景もとても美しいです。
梅雨の大雨のように涙を降らせながらご覧ください!

おすすめ映画2:『ラブストーリー』

大学生のジヘ(ソン・イェジン)は自宅の物置に眠っていた木箱から、古い手帳とたくさんの手紙を見つけます。母ジュヒが既に亡くなっている父と交換した物だと思っていましたが、そこには秘められた母の本当の初恋が綴られていました。

1968年。ある田舎町でジュナ(チョ・スンウ)と名家のお嬢さんジュヒ(ソン・イェジンによる2役)は偶然出会い、惹かれ合う仲になります。ところがジュナの唯一無二の親友テスの許嫁がジュヒだとわかります。
テスに本当のことを言えないまま隠れて仲を深めていくジュナとジュヒ。しかしその関係がテスやジュヒの家にバレてしまい…。

ジュナとジュヒの初恋の結末をぜひ見届けてほしい。母と娘、35年の時を超えた感涙必至のラブストーリーです。


<この作品の雨ポイント!>
過去のジュヒの時も、現代の娘ジヘの時にも、雨のシーンが恋を発展させる名場面に。約20年前の作品ですが現代の作品に見劣りすることのない美しい情景と、サウンドトラックに使われているクラシック音楽に心が癒されます。

おすすめ映画3:『殺人の追憶』

華城市の用水路で女性の遺体が発見されます。地元のベテラン刑事トゥマン(ソン・ガンホ)とソウルからきた若手刑事テユン(キム・サンギョン)は捜査を始めます。
警察を嘲笑うかのように次々と起こる同様の事件。いずれも雨の日に犯行が行なわれていることがわかりますが決定的な証拠が掴めません。
焦るトゥマンは証拠の捏造や暴力的な取り調べをして問題となり、さらに捜査は難航していきます。
2人は犯人を捕まえ事件を解決することができるのでしょうか…。

『パラサイト-半地下の家族-』など多くの作品でタッグを組んでいるポン・ジュノ監督×名優ソン・ガンホのサスペンス作品です。


<この作品の雨ポイント!>
雨の日に事件が起きるということで、この町の人々にとっては雨が恐怖の象徴となります。
雨に打たれながら様々な方法で捜査を行う刑事たちとその網を掻い潜って殺人を繰り返す犯人。
実際に起きた連続殺人事件が元となっているため重い緊迫感が伴い、観るのにちょっと体力が必要かもしれません。

気になる作品はあったでしょうか?
こうしてみると、ソン・イェジンは雨にまつわる作品にたくさん出演していますね。
そして恋する2人にとって雨は決して邪魔者ではなく、その背中を押してくれる名アシスタントのようです。

皆さんも実際の雨音を聞きながら、ドラマや映画の世界に没入してみてはいかがですか?


この記事を書いたのは:JUMIJUMI
●韓国留学経験を活かし、韓国ドラマ解説や韓国アイテムを紹介
●ハンドメイドラタン雑貨のネットショップを運営
●薬膳フードデザイナーとして家庭で簡単に取り入れられるような薬膳料理やライフスタイルを提案。障害のある娘の体調管理に活かすため資格取得。

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