「二度買い」マメな人ほどやってしまう罠

2022/03/18
  • 整理収納アドバイザー。ご家庭と企業の整理収納と資格講座の認定講師をしております。書類整理も得意です。もっと見る>>

こんにちは。
札幌に住む整理収納アドバイザー渡部夏代です。
やりたくなる片づけ。
毎日の片づけを楽しく続けるためにできることをいつも考えております。

「ないと思って買ったら、家にあった」
そうすると、家の中に同じモノがダブってしまうことがあります。
この「二度買い」マメな人ほど陥りやすい傾向があります。
二度買いをしたくないと思う方に読んでいただきたい記事です。

【マインド面】在庫を切らさないように常備しておく意識が高い

傾向

マメな人は、ストックを切らさないようにすることを重要視する傾向があります。
切らしてしまうことを極端に避けたがります。
在庫の有無がわからない時は「とりあえず買っておこう」になります。

理由

「ない」という状態が恐い、言い換えるとたくさんあることに安心感を持つからです。
几帳面だったり心配性だったりもします。
「いざという時」を想定することも非常に多いです。

問題点

在庫を切らなさないことは良いことです。
しかし、「とりあえず買う」を繰り返して同じモノが何個も増えてしまうことも多いです。
使い切れないほどの数を抱えると管理しきれなくなります。
結果、「片付かない家」になり「いつも探しものをする」ことになります。
探しても見つからなければ持っていないのと同じです。

対策

いつ購入すればいいかをしっかりと把握することで解決します。
どれかひとつで良いので、「在庫が切れても今日明日は困らないモノ」をピックアップします。
そしてそれを完全に使い切ってから次を購入します。
たったひとつだけやってみます。
トイレットペーパーは厳しいかもしれませんが、ポケットティッシュなら大丈夫です。
なくなっていて困るならボックスティッシュで代用できます。
不安を取り除き、在庫を把握して適正な「買うタイミング」を知る、そうすれば二度買いを防げます。

【物量面】マメに片付けるので「しまい込み過ぎ」が起こる

傾向

マメな人が二度買いしてしまい、さらに片付けもマメにした場合は、モノが奥深くに収納されがちです。
扉の奥深くにパズルを埋めるようにしまい込んでいきます。
収納用品も駆使し、箱や引き出しの中に詰め込んで「見えない収納」になっていることも多いです。

理由

モノの量が多いからです。
あらゆるモノに対して二度買いを繰り返し、増えすぎてしまっています。
モノの量が多いとそれだけ詰め込みをしないと収まりません。
マメなものだから、きっちりしまい込んでしまいます。

問題点

モノの量が多すぎると空間を圧迫していまいます。
また、しまい込み過ぎて存在を忘れてしまいます。また二度買いをしてしまうという悪循環に陥ります。
マメに片付けることが、かえって仇になってしまっているのです。

対策

モノの量を減らす。一番手っ取り早いです。
「まだ使えるのにもったいない」と思うかもしれませんが、存在を忘れてまた同じモノを買ってしまうのなら「持っていない」のと同じです。
モノを詰め込む場所にかかる家賃や住宅ローン、探しものをするのにかかる時間の時給換算、あるいはストレス、どちらがもったいないか考えてみると良いです。

少しずつ着実に進める

二度買いや詰め込み収納は、言ってみればその人の行動のクセのようなものです。
良い悪いではないのですが、そのクセのおかげでお金や時間のソンをしてしまっているのなら残念です。
いきなり劇的に変化させるのは難しいので、ひとつずつ進めていきます。

この記事を書いたのは・・

整理収納アドバイザー2級認定講師、企業内整理収納マネージャー講座認定講師、ファイリングアドバイザー認定講師。
小さなころから好きだった片付けが仕事になりました。
ご家庭の整理収納サービスの他、オフィスや店舗、倉庫などの5S活動も行っております。

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