フリマサイトをもっともっと気軽に活用する10か条
家から不要品を出す時、「売る」「あげる」「捨てる」といった方法があります。
売りたいと思っている人の心の背景には、捨てるのは罪悪感があるけど、誰かが使ってくれるなら手放したいという場合も多いです。
しかし、メルカリなどのフリマサイトに出品しようと思っていても面倒と感じてなかなかできない。
また、やっと出品したとしても売れなければいつまでも家に保管しておかなければならない。
そのわずらわしさを考えたら、モノを減らすためにフリマサイトに出品するのはやめたほうがいいという考え方もあります。
こういった話を見聞きすると、私はもっと気軽にフリマサイトを利用すればいいのになと思います。
私自身はすごく面倒くさがりですが、とにかくラクなやり方でフリマサイトを利用して不要品を家から出しています。
これから気軽にフリマサイトを使うための10か条を述べます。
第1条 出品の目的を明確にする
フリマサイトに出品する目的を明確に定めます。これはとても大切です。
・売って利益を出したい
・不要品を家から出したい
お金を稼ぐための出品と不要品を処分する出品ではやり方が変わってきます。
ここでは、不要品を家から出す目的に焦点をあてます。
第2条 出品しやすいモノから始める
「写真を撮りやすいモノ」「説明文を書きやすいモノ」「発送しやすいモノ」
上記の3つ、全て簡単にできそうと思うモノから始めます。
いきなり撮影しにくいモノや説明しにくいモノや家具などの大きなモノから取り掛かるとめんどうと思ってしまいます。
嫌にならないためにも簡単にできるモノから始めます。
本は出品しやすいです。バーコードを読み取ると説明文が反映されるモノも多いです。
第3条 画像に凝らない
商品画像の撮影には時間をかけないようにします。
画像加工も必要ありません。そういうことに凝り出すと時間があっという間に過ぎてしまいます。
画像が重要なのは確かですが、画像がたいしたことなくても売れる時はすぐに売れます。
要はモノが何であるか、そしてそれを欲しいと思う人がいるかどうかということです。
写真は10枚掲載できますが、無理に10枚にしなくても、出品するモノがどんなものなのかわかる画像が数枚あればじゅうぶんです。
第4条 説明文も凝らない
文章を駆使して素晴らしい内容の説明文にするのも良いですが、これも時間をかけ過ぎると続けにくくなってしまいます。
説明文はサイズや品番、注意点など最低減必要な事項の記載があればじゅうぶんです。
衣類の場合は、着丈とか身幅などの実寸を記載するほうが親切かもしれませんが、まず出品を先にしてから後日計測して編集で追記するのでもよいと思います。
ユニクロやGUといった決まったブランドであれば購入する側もサイズ感を知っているので、記載がなくても売れる時は売れます。
第5条 パソコンで出品する
スマホよりもパソコンから出品するほうが効率が良い場合もあります。
人によると思いますが、私は文字入力やコピペなどの作業はパソコンのほうがやりやすいので早くできます。
ただしアプリからしか操作できない機能もありますので、その場合はスマホかタブレットを使います。
第6条 梱包に凝らない
梱包は家にある紙袋や空き箱でじゅうぶんです。
梱包のためにわざわざ資材を買うとそれだけモノが増えます。
使い切れなかった分は「いつかまた使うかもしれない」と思ってとどまってしまいます。
モノを減らすための出品なのに、かえってモノが増えるようでは本末転倒です。
第7条 出品中は価格変更する
メルカリは100円以上値下げすれば再び上位に表示されます。なので、出品中は価格の変更をどんどんしていくほうが閲覧されやすいです。
例えば、「出品してから2日ごとに100円ずつ値下げする」「300円まで値下げして2日経っても売れないモノは出品をやめて捨てる」などのルールを作れば、処分しやすくなります。
出品期間や価格の決め方はそれぞれですが、出品してから時間が経つほど表示順位が下がること、値下げすることで売れやすくなることを踏まえて決めます。
ここで今一度振り返ることは「出品の目的」です。早く家から出すことが最優先として進めます。
第8条 出品をやめて処分するタイミングを決める
300円まで値下げしても売れないということは、つまり「欲しいと思う人はいない」ということです。
自分も必要ないモノ、他の人も必要ないモノ。
であれば、それは最終的にどうすれば良いか?「捨てる」という判断基準になると言えます。
ここで、「いつか誰か買ってくれるかもしれない」と思ってしまいがちですが、自分自身も「使うかもしれない」と思ってずっと持ち続けて結局使わなかったので出品に至ったわけです。
常に「出品の目的は家から出すこと」と念頭に置き、その上で「決めた期間中に売れなかった」という事実を正面から受け止めます。
そして処分する決断を行います。モノが再利用されるように手を尽くしたわけですから後ろめたさを持つ必要はありません。この気持ちの切り替えが重要です。
第9条 回転よくリズムよく進める
捨てることができないから出品という形で手放そうと思っているモノは、1個だけでなくたくさんあると思います。
効率よくモノを減らしていくには、どんどん出品して、売れたモノは発送、売れなかったモノは処分と「処理」していきます。
「不要品を家から出す目的」のためには、あまり日数をかけずにさっさと進めることが大切です。
一方で、たくさんのモノを一気に出品すると疲れてしまいます。すると次やる時に腰が重くなってしまいますので、1日1個とか2個など負担にならない数をコツコツ続けます。
第10条 出品できなかった時のルールを決めてそれを守る
一番残念な状態は、出品しようしようと思っているのに、いつまでもやらずに持ち続けていることです。
そこで、箱などを用意して「出品する予定のモノ」を集めて区別しておきます。
例えば毎日1個ずつ出品するなら、7個のグループを作って分けておきます。出品できたモノは「出品中」のグループに移動します。
さらに「1週間の間に出品できなかったモノは捨てる」と決めます。
ルール通りに進めれば、1か月で30か31個のモノが出品するか捨てるかいずれかの形で処理できる計算です。
具体的に数とスケジュールを決めて、何も考えずにその通りに進めます。
「来週まとめてやる」は禁止にします。それをOKにしてしまうと先延ばしだらけになります。
そうすることで「いつかそのうち出品しよう」と宙ぶらりんのままのモノが空間に鎮座するという一番残念な事態を避けることができます。
まとめ
捨てるのはつらいので誰かに使ってもらいたい。この気持ちはよくあることです。だから売りたい。それも自然な流れです。
ただ、「いつか」「そのうち」と考えているだけはモノはそのままです。
気軽に出品して家から出していくには、
第1条 出品の目的を明確にする
第2条 出品しやすいモノから始める
第3条 画像に凝らない
第4条 説明文も凝らない
第5条 パソコンで出品する
第6条 梱包に凝らない
第7条 出品中は価格変更する
第8条 出品をやめて処分するタイミングを決める
第9条 回転よくリズムよく進める
第10条 出品できなかった時のルールも決めてそれを守る
とにかく、気軽に!簡単でラクに続けることが大切です。
縁があって家に入ってきたモノを送り出していきましょう。
この記事を書いたのは・・
整理収納アドバイザー2級認定講師、企業内整理収納マネージャー講座認定講師、ファイリングアドバイザー認定講師。
小さなころから好きだった片付けが仕事になりました。
ご家庭の整理収納サービスの他、オフィスや店舗、倉庫などの5S活動も行っております。