しまう時のことを考えるより、出して使う時のことを考える

2022/08/29
  • 整理収納アドバイザー。ご家庭と企業の整理収納と資格講座の認定講師をしております。書類整理も得意です。もっと見る>>

このような経験はありませんか?
「調理中の味付けで醤油を出したいのにすぐ出せずに加熱し過ぎてしまった」
「新しいバッグを使おうと思ったけど、奥のほうにしまっているので出すのが億劫で結局いつものバッグで外出した」

モノを収納する時に大切なことは、「すぐに出してすぐに使えるように」することです。
すぐに使えるようにするためのポイントを述べたいと思います。

使いたいモノがすぐ出せるということは

少なくとも、使いたいモノの置き場所を知っている必要があります。
置き場所を忘れてしまっていればすぐに出すことができません。つまり定位置が決まっていることが大前提です。
定位置が決まっていないと「さがしもの」が起こってしまいます。
そして次使う時に探さなくて済むようにするためには、間違わずに戻せる仕組みづくりも大切です。
ポピュラーな方法はラベリングです。他にも色分けしたり目印をつける方法もあります。

さらにすぐ出せるということは

複雑な収納の仕方だとサッと取り出すことができません。
「扉の中の引き出しの中の箱の中」といった具合で何行程も経なければならないのは使いにくいです。取り出す気も失せてしまいます。

また、モノとモノが干渉し合うと取り出しやすさを下げてしまいます。どけないと取り出せない状態です。
詰め込み過ぎだったり積み重ねだったりなど、出したいのはひとつなのに他にモノがじゃましてしまうのです。
つまり、収納する時は空間のゆとりがあるほうが取り出しやすいということになります。

まとめ

【すぐに出せるようにする】
そのためには、
・定位置が決まっている
・間違わずに戻せるようにする

【取り出しやすくする】
そのためには、
・複雑な収納方法にしない
・モノとモノが干渉し合わないようにする

モノひとつひとつをチェックして「使いやすさ」を確認してみることをおすすめします。
思わぬ発見や気づきがあります。
新たな気づきがあると、それが成功体験となり整理収納がさらに楽しくなります。

この記事を書いたのは・・

整理収納アドバイザー2級認定講師、企業内整理収納マネージャー講座認定講師、ファイリングアドバイザー認定講師。
小さなころから好きだった片付けが仕事になりました。
ご家庭の整理収納サービスの他、オフィスや店舗、倉庫などの5S活動も行っております。

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