高くないですか? “モノ密度” 収納は詰め込み過ぎないことが大切
人口密度ならぬ、モノ密度。
ひとつの空間にモノがたくさん入っているとモノの密度が高くなってしまいます。
モノの密度が高いと、それに比例して使いにくくなってしまうことが多いです。
例1:キッチンツール
台所にはたくさんのキッチンツールがあります。
毎日のように使う菜箸やおたまもあれば、たまにしか使わない泡だて器など。
「キッチンツール」という括りで全て同じ場所に収納するとかなりの量になります。
例2:冷蔵庫ポケットの調味料
今使っているマヨネーズとストックのマヨネーズを同じ場所に置いてしまうと、2倍の収納空間を使ってしまいます。
マヨネーズだけなら1個が2個になるだけですが、ケチャップもソースもドレッシングも・・となると倍々ゲームのようにモノの量が膨らみます。
例3:文房具
鉛筆・シャープ・黒のボールペン・赤のボールペン・マジック・水性ペン・蛍光ペン
消しゴム・修正テープ・付箋大中小・カッター・のり・ハサミ・定規・テープ・両面テープ・マスキングテープ
文房具1種類だけでも膨大なる量なのに、ボールペンが何十本、シャープも何十本と同じ場所にゴシャっと詰め込んでいるご家庭が非常に多いです。
同じカテゴリのものを集めているから、それで良いと考えているのかもしれませんが、使いやすさとは程遠い状態です。
使用していないモノ達が「モノ密度」を上げてしまっている
今使っているティッシュペーパーは、定位置に1箱しか置いていないと思います。
未開封のティッシュのボックスは別の場所に保管しているのではないでしょうか。
使っているボックスもストックのボックスも同じ場所置くとなるとかなりのボリュームです。
ティッシュだと大きいので「今使用中じゃないモノは別にする」という考えが働きやすいです。
しかし、小さなモノや種類が異なると気づきにくくなります。
密度を減らして、取り出しやすさ・戻しやすさを上げる
キッチンツール
あまり使わないモノもあると思います。
いつも使うモノと混ぜてしまうと取り出しにくさに繋がります。
調味料もストック
別の場所にすれば、冷蔵庫ポケットが広くなります。
文房具
例えばペンならば、使いやすい1本を厳選すれば、グサグサにささって剣山のようになっているペン立てから、スリムでサッと取り出せるペン立てになります。
いずれもポイントとなるのは今使っているモノかどうかです。
モノ密度を低くすることで、使いやすく見た目もすっきりした収納が実現します。
この記事を書いたのは・・
整理収納アドバイザー2級認定講師、企業内整理収納マネージャー講座認定講師、ファイリングアドバイザー認定講師。
小さなころから好きだった片付けが仕事になりました。
ご家庭の整理収納サービスの他、オフィスや店舗、倉庫などの5S活動も行っております。