モノを整理する時の判断基準は明暗の分かれ道!

2023/02/24
  • 整理収納アドバイザー。ご家庭と企業の整理収納と資格講座の認定講師をしております。書類整理も得意です。もっと見る>>

整理する時は、最初にモノを全部出して仕分けしていく方法がおすすめです。
そして、その仕分けを行う時なのですが・・
仕分けの判断基準によって整理の進み方とその後が変わってきます。

「捨てる」or「捨てない」で分ける

いきなり捨てるか捨てないかで分ける方法はおすすめしません。
片付けに苦手意識を持ってしまう原因のひとつに「捨てられない」があります。
捨てるという行為は非常にエネルギーが必要。
一度は欲しいと思って手に入れたモノ、お金を出して買ったモノ、プレゼントとしてもらったモノ。
それらをゴミとして廃棄するのは心に負担がかかることが多いです。
無理やりどちらかに決めようとすると、ものすごく考えますし、悩みます。
そうすると疲れ果ててしまいます。

「いる」or「いらない」で分ける

いるorいらないで分ける方法もあまりおすすめしません。
片付けの時、モノを出します。その時モノを「手に持つ」のです。
手にしたとたんに、モノとの思い出がよみがえってきたり、値段を思い出したりします。
するととたんに貴重なモノに思えてきて、価値を感じます。
今まで持っていることすら忘れていたとしてもです。
そうすると、減らそうと思っていても全然減らすことができず、整理が進まないことが多いです。

「使える」or「使えない」で分ける

使えるor使えないで分ける方法もおすすめしません。
使えるというのは「使用可能」な状態のことで、自分が実際に使うかどうかとは別です。
使えるから取っておこうという判断基準は、モノに基準を合わせています。自分軸ではないということです。
そしてほとんどのモノが「使える」になります。「いつか使えるかも」というのがまさにこれ。
やはりこの方法も整理が進まないことが多いです。

「使っている」or「使っていない」で分ける

使っているor使っていないで分けていくことをおすすめします。
使っているというのは、まさに今の自分の状況です。
そして、使っていないからといっても、すぐに捨てなくてはいけないということではありません。
明らかに捨ててもよいと思えるモノは捨てても問題ないのですが、いつの間にか「捨てる・捨てない」「いる・いらない」の判断基準になってしまう場合が多いので注意が必要です。
まずは使っているか使っていないか、己を知ることから始めます。

まとめ

捨てるor捨てないで分ける
いるorいらないで分ける
使えるor使えないで分ける
使っているor使っていないで分ける

それぞれの分け方について述べました。
分けていく時は、考えこんだり悩んだりせずに進めて行けるかどうかが大切です。
考え込んだり悩んだりしていると、あっという間に日が暮れてしまいますものね。
使っているか使っていないかは、単純な事実に基づく仕分け方法です。
サクサクと進めていければ、またやろう、もっとやろうと思えます。

この記事を書いたのは・・

整理収納アドバイザー2級認定講師、企業内整理収納マネージャー講座認定講師、ファイリングアドバイザー認定講師。
小さなころから好きだった片付けが仕事になりました。
ご家庭の整理収納サービスの他、オフィスや店舗、倉庫などの5S活動も行っております。

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